ほっこりオシャレな北欧流の部屋づくりとは?
1日中薄暗い冬が続く北欧では、リラックスできる空間づくりがとても重要。そんな背景から、豊富なデザイン家具が生まれ、ローカルたちのコーディネートセンスも日々磨かれていくのは自然なこと。部屋づくりにかける思いも時間も桁違い! な、北欧の人々のインテリアコーディネート術を覗き見♡
家具は資産。チェアは名品を買うべし部屋づくり予算に限りのある若い世代も、チェアに関しては、デザイン家具を「投資」と考えて買うことが多いんだとか。それもそのはず、多くの人に支持され長持ちする名品であれば、たとえ部屋の雰囲気を変えたくなった時でも、価値が下がらずに売ることができちゃう。だから、安いものを買うよりも結果的には経済的な傾向に。チェアは部屋づくりのキーアイテム。時には初期投資を惜しまず、覚悟を決めて奮発してみるのもいいかも!
▽ どんな組み合わせになってもはまる、デンマークの椅子
▽ シンプルながら、温もりを感じさせる佇まい
▽ ブランケットとクッションを合わせて♡
▽ 置くだけで絵になるハンス・ウェグナーの名品椅子
▽ スツールだけでも存在感のあるアールト
▽ 空間をぐっとオシャレにする主役級のチェア
ヴィンテージショップのコーディネートに学ぶ"セカンドハンド"といっても、安価なものばかりを集めたリサイクルショップの様なお店もあれば、ファッション雑誌に取り上げられるハイセンスなヴィンテージ家具をそろえたショップも数多く存在する北欧。特にストックホルムは、感度の高いヴィンテージショップが軒を連ね、見て回るだけでも楽しめる! また、ショップのコーディネートが遊びゴコロにあふれ、うっとりするほど洗練されているので、インスピレーション源にするにも◎。北欧ローカルたちも頻繁にお気に入り店に通い、アイデア集めをしているんだとか!
▽ ストックホルムの「DUSTY DECO」はローカルおすすめのヴィンテージショップ
▽ 店内にはオシャレなヴィンテージ品がずらり。わくわくする!
▽ スタイリッシュ過ぎるウォールデコレーション
▽ しびれるほどかっこいいウォールコーディネート
▽ 長い時間をかけて慈しまれてきたからこその味わい
▽ ヴィンテージ品と、モダンな家具をまぜてみるのも◎
▽ 小物探しが楽しい「Herr Judiths Brandstationen」はローカルも行きつけ
失敗を恐れずに、DIYをはじめてみる一般の家庭でも、サマーハウス(別荘)を所有する文化を持つ北欧。ローカルの多くが、まだ幼い頃からその床修理や壁の塗装などを手伝うことで、DIY精神を身に着けていくんだとか。そのため北欧の人々の部屋には、一枚板からつくったテーブルや、自分の手で塗装を施し直した古い家具、自作のアクリル画など、DIYインテリアがたくさん!
ちなみに失敗しないためのコツは、「ピンタレスト」などでムードボードをつくって、自分のイメージを事前にしっかり固めておくこと。でも、少しの失敗くらいなら味わいや思い出に変わるから、気にせずチャレンジあるのみ!
▽ カラフルにペイントした椅子がかわいい
▽ 色の塗り替えもお手のもの!
▽ DIYは楽しくやるのが基本!犬も参加しちゃう(笑)
とりあえず白に塗っとけばOK!?自然光を上手に取り入れた空間づくりを目指し、白い家具を基調にしたコーディネートを愛する人が多い北欧。セカンドハンドや、色は気に入らないけど形が好みで手に入れた安価な家具は、「とりあえず白を塗っておけばいいんだよ!」なんてアドバイスするローカルもいるくらい(笑)。
とはいえ、部屋中が真っ白でも落ち着かないので、そこはバランス感覚が問われるところ。自分が心地よく感じられる白の配分を意識して、大きな家具に白を選択するのか小物で取り入れるかは調節してみて!
▽ ベースは白、小物はブラックとウッドを意識して揃えた例
▽ ダイニングに差し込む自然光を美しく取り込む白ファブリック
▽ デニムのソファが際立つ白づかい♡
▽ 白を基調にする分、ライティングはあたたかみのあるものを
家具がそろえば部屋づくり完了…ではない家具が一式そろってしまうと満足してしまいそうだけど、北欧の人々はより快適で美しい部屋づくりを求めつづける傾向に。地元の家具売買サイトをチェックしたり、蚤の市に出かけて吟味するなど、部屋づくりを趣味として日々楽しんでいるみたい!
北欧の人たちのパッションに負けじとアンテナを張り巡らせて、素敵な空間づくりをエンジョイしてみて♡