ふわっとした口どけがたまらない「シナモンクリームトースト」(P.65)

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 自分自身が小さい頃はまだそんなに話題になっていなかったのが、2000年からの健康ブームによって、脚光を浴び、それ以来人気が定着しつつある“豆乳”。大豆イソフラボンなど、女性にとって嬉しい成分が多く含まれていることから普段の生活で飲んでいる人も多いと思います。でも、一方で飲む以外の活用法が分からず活用しきれていない人もいるはず。それはあまりにももったいない。あの独特の風味やうまみを生かした使い方をすれば、もっと美味しさが広がるはずです。そんな“豆乳”を使ったレシピをまとめた『豆乳がおいしくしてくれる毎日のレシピ』(堤人美/文化出版局)が発売されました。ここでは、定番のスープをはじめ、ソース、クリームにスイーツまで、豆乳の新たな魅力に出会えるレシピが満載です。そこで、今回はこの中から豆乳の底力を感じられる3品を実際に作ってみました。

1、野菜と豆乳の甘みが凝縮!「かぼちゃとトマトの豆乳ポタージュ」(P.7)

 耐熱ボウルにトマト、玉ねぎ、かぼちゃの順に重ね、バターを散らしたら電子レンジで4分加熱し、全体を混ぜ、さらに4分加熱します。これをミキサーにかけ、鍋に移し、無調整豆乳を加えてひと煮立ちし、塩コショウで味を整えれば完成です。

 まずは豆乳の定番レシピ、スープです。今回はかぼちゃと、隠し味にトマトも入れたスープだったのですが、かぼちゃの甘み、トマトの酸味が良いバランスで、さらにこの2つの食材の味を豆乳の甘さが優しく包み込んでいて、とても贅沢な濃厚スープになりました。出来立てのアツアツはもちろん、冷たく冷やした冷製スープにしても美味しいですよ。

2、ご飯が進むピリ辛おかず「さけの豆乳チリソース」(P.29)

 サラダ油を熱したフライパンで、塩、こしょう、酒、ごま油、片栗粉をまぶしたさけを両面焼いて一度取り出します。再度サラダ油、にんにく、しょうが、豆板醤を炒めたフライパンに先ほどのさけを戻し入れ、パプリカも加えて炒めます。ここに、無調整豆乳、トマトケチャップ、砂糖、しょうゆ、片栗粉を混ぜたものを加えて全体に絡め、最後に長ねぎを散らせば完成です。

 2品目は、豆乳をソースに使ったレシピです。しかも、豆乳のソースというと、どちらかというとホワイトソースなどをイメージしやすいですが、ここではトマトケチャップや豆板醤と一緒に炒めることで、甘みの中にピリっとした辛さがあるチリソースになりました。これがさけに絡むことで、ご飯がどんどん進むおかずになりました。

3、ふわっとした口どけがたまらない「シナモンクリームトースト」(P.65)

 豆乳、砂糖、菜種油、お酢をブレンダーで混ぜ合わせてぷるんとした豆乳クリームを作ります。これを食パンに塗り、シナモンパウダーをふってトースターで焼けば完成です。

 3品目は豆乳で作ったクリームを使った、スイーツ風パンレシピです。豆乳に酸を加えると、豆乳のたんぱく質が変化して凝固するという特性があります。これを活かして作った豆乳クリームは、とても軽い口あたりで、食パンにスプレッドとして塗って焼くと、豆乳クリームの優しい甘さがふわーっと口の中の広がり、幸せな気分に。シナモンとの相性もバッチリで、朝から何枚でも食べられそうな美味しさでした。ちなみにこの豆乳クリームは他にも、スープに浮かべたり、グリル野菜のディップとしても使えるので、まとめて作っておくと便利です。

★美味しくてキレイになれる豆乳を使わない手はない!
 豆乳には大豆イソフラボンや大豆たんぱく質、レシチンなどを含むことによって、肌の調子を整えたり、ダイエット効果、体の老化を予防する働きがあると言われています。そんな豆乳は、料理に使うと味に深みが増し、味全体を優しくまとめてくれます。こんな健康に良くって美味しいものを使わない手はありません。今まで飲むことだけでしか豆乳を活用出来ていなかった人はぜひ、料理での豆乳の実力を確かめてみて下さい。

文=JUNKO