長期か短期か?
オススメ銘柄を選択 コース別ETF投資テクその

ETF初心者はじっくり
投資して値上がり益を取る

では、実際どんな銘柄を選べばよいか、投資戦略別に考えてみよう。
「ETF初心者はまず1本購入して、じっくり値上がりを待つのがいいと思います。牴綿鵑録欧涜圓〞戦略です」(太田さん)。バイ&ホールドコースだ。「この場合、やはり世界で唯一成長を続ける米国の優良株と不動産に投資するのが基本でしょう」(太田さん)。
東京市場に上場する国内ETFにも米国株に投資するETFはあるが、米国市場に上場している海外ETFのほうが種類も豊富で、流動性の高い銘柄が多い。たとえば、米国株の代表的な指標であるダウ工業株30種平均に投資する「SPDR ダウ工業株平均ETF」なら、外貨ベースで、3年騰落率8・37%、5年騰落率11・35%と長期で保有すれば、それだけ値上がり益を享受できるわけだ。
国内が超低金利だからこそ、分配金を狙いたいという人もいるだろう。
「海外ETFは意外に高分配のものが多いです。国内ETFでも分配金利回りが4%台のものもあるので、国内外を組み合わせるのもいいでしょう」(太田さん)
ホットな話題である日銀の追加緩和の流れに素直に乗る手もあるだろう。
「日銀が買っていると思われるTOPIX(東証株価指数)連動型。株価が上がれば連動して上がるJリート(上場不動産投信)にも投資しましょう」(太田さん)

短期売買や自動売買で
細かく利ザヤを取る手も

昨年来、国内ETFで売買が膨らんでいるのがレバレッジ型、インバース型ETFだ。日経平均株価に連動するタイプであれば、変動率の約2倍動く。下げ相場だった昨年8は、国内ETFの全売買高の7割がこのタイプとなった。
「指数の上げ下げだけを予想すれば、利ザヤを得られるので、短期売買派に人気です」(リーさん)
最後に「今のようなボックス相場状態の中で株価が上下するようであれば、売買条件を設定して、細かく利ザヤを取る自動売買をする方法もあります」(リーさん)。
5つの投資コースの中で、自分に合ったものを選択して運用戦略に取り込もう。

取材・文●酒井富士子(回遊舎)