6日、韓国・東亜日報によると、腎臓に続いて肝臓の臓器提供を行った30代の韓国人男性に韓国ネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。資料写真。

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2016年9月6日、韓国・東亜日報によると、腎臓に続いて肝臓の臓器提供を行った30代の韓国人男性がいる。

6月20日、チョ・シウンさん(33)はソウル・松坡区にある峨山(アサン)病院で、肝臓提供のための手術を受けた。チョさんの肝臓は生死をさまよう生後6カ月の乳児に移植されたという。しかし、彼にとって臓器提供はこれが初めてではなかった。2013年に腎臓を提供したことがあるのだ。

2回目の臓器提供に、周囲の人からは健康を心配して反対する声も多かったというが、チョさんは最後まで考えを変えずに、命を救うべく手術台に上った。チョさんは、「移植を受けた子どもの顔も名前も性別も知らないが、幼い子どもの命を救えたということだけでも本当に胸がいっぱい。自分の臓器を移植されて健康に生きて行く子どものことを考えると、自然に元気が出てくる」と話している。愛の臓器寄贈運動本部の関係者によると、「彼のように30代前半という若い年齢で肝臓と腎臓をすべて提供した事例はない」とのこと。

臓器提供のきっかけは2007年にさかのぼる。小学生の頃から付き合いのある友人が慢性腎不全になり、血液透析を始めたという知らせを聞いたのだ。幸い、友人は母親から腎臓移植を受けて新たな生活をスタートさせたそうで、その生き生きとした姿を見て、命の分かち合いに対して並々ならぬ感情を抱くようになったという。

チョさんは、腎臓に続いて肝臓までも提供することにしたことについて、「大したことではない」としながら、「手術後、一番先に母の顔が浮かんだ。臓器提供は母の影響が大きい」と話している。

これを受け、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「韓国で最も素晴らしい人。こういう人には国民栄誉賞を授与しても足りないくらい」
「心から尊敬する。一日も早く回復しますように。本当にありがとうございます」

「自分も息子に肝臓を移植したけど、体がしんどい。確かに素晴らしいことをしたけど、むしろ心配。健康維持に努めてください」
「体を大事にすることも親孝行だよ」

「臓器提供は脳死や死亡した時だけにしよう」
「もうたくさん提供したのだからしばらくはやめて、後は亡くなる時にしましょう」

「私も腎臓移植を受けたけど、政府の政策には問題があると思う。腎臓移植の患者には障害福祉(障害者)5級を認めるくせに、ドナーには認めない。提供してくれたドナーにも認めるべき」
「移植患者には保険が適用されるけど、健康なドナーは健常者に分類されるから保険も適用されない」

「移植を受けたからって必ずしも健康になる訳じゃない。もし彼が後々体調を崩したら、その時は国が治療費を負担すべき」
「こうして助けてもらった子どもたちも恩返ししながら生きてくれれば、意味があると思う」(翻訳・編集/松村)