自動車は今や、単にアクセルを踏んで動かすだけのツールではなくなっている。それ自身が移動手段としての機能を持ちながら、さらに各種センサーにより情報を収集し、他車や交通システム全体に対してさまざまな情報を提供する役割も担いつつあるのだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 自動車は今や、単にアクセルを踏んで動かすだけのツールではなくなっている。それ自身が移動手段としての機能を持ちながら、さらに各種センサーにより情報を収集し、他車や交通システム全体に対してさまざまな情報を提供する役割も担いつつあるのだ。

 中国メディア・今日頭条は15日「日本人を変態と言ってはいけない しかし彼らは自動車をこんなふうに使おうとしている」とする記事を掲載した。記事は、今のインターネット時代において自動車は「移動センサー」のような役割を担うようになっており、情報を周囲の自動車やこれから出発しようとする自動車のドライバーに提供すると紹介。そのうえで「しかしこういった用途ではまだ足りないとして、日本人が自動車の別の使い道を思いついた」とした。

 そして、この「使い道」が「自動車浸水監視システム」と呼ばれる装置であり、津波襲来時に車上のセンサーが自動車の浸水範囲を即時に算出してデータを送り、センターシステムが個々の車両の情報を集計して地域全体の浸水、被災マップを描画、行政機関による安全避難エリアの判定に役立てるというものであると説明。各車両からのデータに基づく情報は一般市民もスマートフォンなどを通じで取得することができ、生命を守るうえでも役に立つと伝えた。

 記事はこの技術やシステムについて「いささか変態」と表現しているが、地震や津波の脅威に日々晒されている日本においてはちっとも奇抜ではなく、切実な、真剣なものと言えるだろう。津波のリスクは日本に比べて低いかもしれないが、中国では近年深刻な豪雨や洪水の被害が相次いでいる。記事が紹介したような取り組みは、中国でも大いに参考になるはずだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)