19日、満州事変の発端となった柳条湖事件から85年にあたる18日、台湾では特別なイベントは行われず、平穏な一日となった。写真は九・一八歴史博物館。

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2016年9月19日、台湾・中国時報(電子版)によると、満州事変の発端となった柳条湖事件から85年にあたる18日、台湾では特別なイベントは行われず、平穏な一日となった。台湾新党主席の郁慕明(ユー・モーミン)氏は「歴史教育は書籍の中でも消え失せた」と失望感を露わにした。

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郁氏は柳条湖事件から85年の18日、中国各地で記念イベントが行われ、人々に「国の恥を忘れるな」と呼びかけがあったことを指摘。しかし、台湾では記念式典らしきものはまったくなく、歴史教育は書物の中で消えただけでなく、日常生活でも失われたと主張。「大陸に関する記憶は少しずつなくなっていく」と嘆いた。

さらに、民進党政権が掲げる「多元主義」は、台湾各地に神社を再建したり、大物政治家が訪日し「媚びたりお金を渡したりする」のが実態だと非難。台湾人がアイデンティティーを再認識する作業は「日本に媚びる」行為にすり替わり、実際には植民地時代を懐かしんでいると批判した。(翻訳・編集/大宮)