初夏から晩夏にかけて浴び続けてきた強い紫外線、日焼け止めの塗布、エアコンによる乾燥、発汗に伴う乾燥など、複合的要因が引き起こす肌老化や肌トラブルは、秋に急増すると言われています。つまり5月〜8月に受けた肌へのダメージが皮膚深層に蓄積され、ターンオーバーの日数から考えて、9〜10月に表面化してくることが多いのです。
そのうえ秋は、朝夕の寒暖差、空気の乾燥……と、気候変動に伴うホルモンバランスの崩れも併発。こうしたことからも秋は肌トラブルが発生しやすいのですが、皆さんはどんな肌ケアをしていますか?

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夏のダメージを受けた肌。そのまま放置していると、肌老化が加速してしまうことに……


秋こそ肌の手入れが大事。自分の肌状態をチェックしよう

まず自分の肌状態をチェックしましょう。
チェック1❏/夏の紫外線による肌ダメージが認められる
(紫外線はシミ・シワの原因に)
チェック2❏/季節の変わり目の今、デリケートな状態(敏感肌)になっている
(かゆみや湿疹は、秋季アレルギーが原因の場合も)
チェック3❏/皮脂などの分泌機能が低下し、乾燥気味
(秋は発汗量低下などが原因となり、肌が乾燥しやすくなります)
肌をとりまく環境は、一年の中で冬が最も過酷になりますが、実は秋の肌ケアが非常に大事。心当たりのある人は、肌が悲鳴を上げているサインと受けとめ、きちんとケアしてあげたいもの。 秋に正しい肌ケアをしないと、肌の老化が加速するかもしれないのです。

シミ・シワなどの肌トラブルが起こりやすい秋


わずか0.02mm=20ミクロンの厚さしかない角質層

秋に実践してほしい“肌ケア”の一番のポイントは、肌の「保湿機能」や「バリア機能」を「正常な状態に戻す」ことになりますが、まず確認してほしい点は、「皮膚の一番上の角質層がどのような状態になっているか」です。
人間の皮膚には、肌の水分を保つ「保水機能」や、外的刺激から肌を守る「バリア機能」が備わっています。 そして、こうした皮膚機能を支えている角質層は肌の一番外側にあり、その厚さはわずか0.02mm=20ミクロンほどしかないのです。
つまり、ヒリヒリとした日焼けの痛みを放置していたり、紫外線による炎症やかゆみで肌をかきむしったりすると、20ミクロンの角質層は損傷を受けかねません。さらに、秋のアレルギーやホルモンバランスの崩れが重なれば、肌はより深刻な皮膚トラブルを起こし、機能低下に陥ってしまいかねないのです。

肌表皮の最上部が角質層。非常に薄いことがわかります


秋にぜひ実践したい肌ケア・ポイント1【角質層のうるおいを保つ】

秋の肌ケアで重要なポイントは、皮膚最上部の角質層を健全に保つこと。そしてその実践法は、大きく2つの方法に集約できるのです。
【ポイント1】角質層のうるおいを保ち、バリア機能を正常に
【ポイント2】肌に対する刺激を少なくする
そこで早速【ポイント1】と【ポイント2】の具体的ケア例をご紹介していきましょう。
【ポイント2】角質層のうるおいを保ち、バリア機能を正常に
ケア法01/夏の洗顔法から、秋の洗顔法へチェンジ!
ケア法02/化粧水だけでなく、乳液やクリームなどで油分補給!
ケア法03/顔だけでなく、体もゴシゴシ洗浄しない!
夏と秋の肌状態の違いを理解せず、夏の習慣のままの洗顔方法を続けていては、必要以上に皮脂を取り除くことになり、皮脂の持つ役割である肌のバリア機能が低下してしまいます。
皮脂には、肌内部の水分蒸発を防ぐ他、乾燥や紫外線から肌を守る働きがありますが、過剰に皮脂を洗浄してしまうと、肌はあらゆるダメージを受けやすくなります。そして、化粧水はあくまで水分補給のみ……と考え、秋の肌乾燥を防ぐためにも乳液やクリームなどで油分を補ってあげてください。

秋こそ丁寧な洗顔、洗顔後のケアが大事!


秋にぜひ実践したい、肌ケア・ポイント2【刺激を少なくする!】

角質層のうるおいを保つケア法を理解したら、次は刺激を少なくするケアを採り入れましょう。
【ポイント2】肌への刺激を少なくする
ケア法01/紫外線ケアは、引き続き行う
ケア法02/洗顔・入浴時は角質をやさしく取り除く
秋になると、和らいだ陽射しや気温低下によって、紫外線が減ってきているような印象を受けがちですね。そのため、ついついアウトドアで紫外線カットを忘れがちになります。でも、紫外線量は減少しているものの、ある程度の量の紫外線は降り注いでいるため、油断していると知らず知らずのうちに肌は日焼けし、炎症を起こしているかもしれません。そのうえ空気乾燥が加わることで、夏よりも肌に対する刺激は強くなり、深刻な肌ダメージになる可能性も。
また、キャンプや行楽に適した今の時季に帰宅して入浴する際は、乾燥からくすみに発展させないために、皮膚をやさしく洗浄することも大切。要は冬の到来を前に自然治癒力を高め、“肌老化”“肌トラブル”の要因を軽減しておくことが肝要なのです。

男性もゴシゴシ洗浄は、NGです!