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出産、それも初産であれば誰にとっても未知の体験だけに、さまざまな不安を覚えるのも無理はない。事前に母親や友人など経験者の体験談や、本やネットなどで情報を得て備えるものの、いざとなれば予期せぬこと、想像以上のことが起こるのもまた、現実かもしれない。今回は、子持ち女性のマイナビニュース会員152人に「『妊娠前に思っていたことと実際は違うな』と思ったこと」を聞いてみた。

Q.妊娠・出産に関して、「妊娠前に思っていたことと実際は違うな」と思ったことはありますか
「はい」 70.4%
「いいえ」 29.6%

Q.それは具体的にどのようなことで、実際はどうでしたか

■妊娠中のつらさが想定外
・「妊娠中の身体のつらさは想像以上のものがあります。特に私は腎臓への負荷がつらくて、足がむくみました。立ちっぱなしがつらく電車に揺られるのがとにかく大変だった。もちろん顔には出さないのですが……席を譲ってくださった方々に今でも感謝の気持ちでいっぱいです」(36歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「陣痛は生理痛が10カ月まとめてきたくらい痛いと聞いてたが、生理痛がない自分は想像もできず、死ぬくらい痛いと思いました。死んだことないけど……」(45歳/青森県/その他/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「出産時はもっと苦しいかと思った。スイカが出るくらいの、と聞いたことがあったが、そうでもなかった。実際は、陣痛がとてもつらかった。二度とこんな痛みを長時間味わうのは避けたいと思った。でも、うまれてきてくれたので、赤ちゃんもがんばっていたので、痛いからどうとかの次元の話ではないんだなと思った」(33歳/島根県/その他/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「まさか切迫早産で、2カ月も入院することになるとは思っていなかったので、仕事もしていましたし、みんなに迷惑をかけたと思いました」(48歳/三重県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

■陣痛からの分娩ってそううまくいかない!
・「お産の進み方は、本に載っているのとは全然違った。陣痛3分間隔になったら、出産間近だと思っていたが、それから12時間もかかった」(54歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「切られる瞬間が痛いと思っていたが、実際切られる瞬間は何も感じない。それよりも、陣痛がこの世のものと思えないほど痛いというのが想像以上だった」(31歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「もっと簡単に考えていました。普通に陣痛がきて無痛分娩だから痛くなくて、楽にお産ができるとしか思っていませんでした。実際は麻酔のミスで死にかけて、何も知らないって恐ろしいと思いました」(49歳/栃木県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「陣痛だけがつらいと思っていたが、実はいきみ逃しや会陰(えいん)を縫われる痛みや全身筋肉痛がかなりつらかったこと。母乳が出るまでにマッサージなど努力が必要なこと」(30歳/埼玉県/専門店/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)

■出産後の周りのサポートに……
・「出産後の生活は赤ちゃんのことを中心にできると思っていたが、旦那や同居の姑のサポートがなく、家のことを今までと同じようにこなしながら赤ちゃんのことをするという感じだったので、赤ちゃんとの生活をのんびり楽しむ余裕もなくて、とにかく眠くてきつかった」(48歳/福島県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「手伝いに来た母が何もしてくれず、文句ばかりでたまらなかった。母のせいでうつになりました。夫の実家に逃げて、子どもを育ててもらいました」(51歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

■赤ちゃんと私の関係で……
・「出産直後から気持ちが母親になって、子どもがかわいいと思えるのかと思っていましたが、直後は自分の子どもという実感がわかず、何週間か過ぎてからやっと自分の子だという実感がわきました」(44歳/神奈川県/サービス/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「思い通りにはいかないこと。相手はひとりの人間で意思があり、子どもと言えども簡単ではなく、面白い」(40歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「赤ちゃんというのは、ミルクを飲んではウトウトし、オムツを替えたら気持ちよく寝て、お風呂に入ったら寝て……と、寝てばかりいるものだと思っていました。しかし、うちの子は泣いてばかりでした。赤ちゃんは泣くのが仕事と言いますが、ここまで泣くとは思いませんでした」(53歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「赤ん坊の睡眠時間、授乳時間、自分の睡眠時間。完母だったためか、授乳量が最初は少なく、眠ってもすぐ起きて眠れなかった」(45歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

■本当に手が回らない!
・「思うように睡眠がとれないこと。初めの数カ月は昼夜を問わず泣く度に抱っこ、授乳、オムツ替え。妊娠中は大きいおなかがつらく、早くうまれたらと思っていたが、産後は寝ること、食べることすら思うようにいかず疲れた時もあったが、日々成長する娘はとてもかわいく、楽しくうれしく過ごす日も多々あり、こんなにいとおしいかとしみじみ感じた」(47歳/静岡県/食品/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「『赤ちゃんがうまれたら大変よ!! 』と周りからよく言われてましたが、『赤ちゃん、かわいいんだから、いるだけで何でも乗り越えられるし大変かもしれないけど今より幸せになれる!! 』と思っていました。確かに幸せだし赤ちゃんかわいくて仕方ないけど、本当に本当に大変でした(笑)。言われていた意味をうんで育てて初めて理解しました(・┰・)」(34歳/京都府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

■そのほか
・「うんだ瞬間、体重が激減してほぼ元に戻ると思っていた。なのにうんでも体重はちょこっとしか減らないし、おなかはぶよぶよふくらんだままだし、『な、なんだよこれは!? 』ってだまされた感がハンパなかった」(47歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

■総評
マイナビニュースの女性会員に対して「妊娠・出産に関して、『妊娠前に思っていたことと実際は違うな』と思ったことはありますか」と聞いたところ、「はい」は70.4%、「いいえ」は29.6%で、全体の約7割が「妊娠前に思っていたことと実際は違う」と感じていることがわかった。

「思っていたことと実際は違う」と感じたことに関しては、妊娠中や陣痛、分娩、出産後の子育てなど、その項目は多岐にわたっている。中でも、多くの人が出産時の痛みについては覚悟をしていたが、それでも「実際の出産は、想像していたより何倍も痛かった」「思っていたより、10倍痛い」「鼻からスイカがでるほど……と言われていたが実際、それ以上の痛みが数時間続いた」など、想像を超えるものであったことがうかがえる意見が並んだ。

また、「分娩室での陣痛を耐える時間が想像以上に痛かった」「陣痛がきたら、予定通りうまれると思っていた」「陣痛が長引いて、帝王切開になりそうになった」など、分娩時よりも実は「陣痛」が思いのほか大変、という声も目立った。また例外的に「もっと大変だと思った」「初産でもスルッとうまれた」など、うらやましいコメントもあった。

出産後は「自宅安静などになるので、ハッピーマタニティライフはなかなかできない」し、子育てについては、「子育てがこんなに大変だとは思ってなかった。2時間おきに泣いてずっと抱っこしてた」「子育ての大変さ。予想していたものの3倍くらい大変、重労働」「赤ちゃんを寝かしつけることが、とても大変なことを身をもって知りました」など厳しい現実に直面している様子も。授乳に関しては「とっても大変でした。どうがんばっても片乳しか出てくれなくて、結局混合で育てました」など、その苦労がしのばれる声が寄せられている。

現実的な意見としては、「出産自体は楽であったが、子どもの世話が大変だった。乳幼児の用品を購入するのに手間取ったので、もう少し情報を入手しておけばよかった」「子育ては体力だと思っていましたが、それだけでは駄目で、忍耐力も必要だと思いました」「予想以上にお金がかかるんだなと感じました」「高齢出産の問題」「育児書は役立たない」などが寄せられた。

その他、子を持った母親の心境をつづったコメントとして、「もっと感動すると思った」「子どもに対しての感情が、想像していたのと違った」「出産時は涙を流すくらいの感激だと思っていたけど、意外と冷静だった」など、思ったよりもクールな自分に驚くものがあった一方で、「一変した。守る者がいることは、自然に母親としての気持ちができた」という、母になる自覚が芽生えたというものもあった。

さまざまな情報があふれ、その気になればいくらでもそれらにアクセスが可能な世の中ではあるものの、やはり想像してみるのと実際に体験することの違いは大きい。特に妊娠・出産はその最たるものかもしれない。新たな命をうみ・育てることはもちろんとても尊く、神聖な行為ではあるものの、現実はさまざまな苦労や困難が待ち構えている。今回のコメントでも、その厳しさを指摘する声が多数寄せられた。「甘い考えだったのが、現実は厳しかった」「夢物語ではない」というコメントが、とてもリアルに感じられるアンケートとなっている。

調査時期: 2016年8月10日〜2016年8月11日
調査対象: マイナビニュース会員(既婚女性限定)
調査数: 152人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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