週刊少年ジャンプで連載中の原作・附田祐斗、作画・佐伯俊のコンビによる人気マンガの第2シリーズ「食戟のソーマ弐ノ皿」の第12話が放送された。今回は実地研修(スタジエール)、第二弾。そして来週で最終回だ。


幸平創真の真骨頂


この作品最高峰クラスの料理人である四宮小次郎がオーナーシェフを勤める店SHINO'STOKYO。フランスで名を売り、日本に逆輸入の形で出店する事になった大注目の新店だ。今回、創真はこの日本フレンチ界トップの店にスタジエールをしにやってきた。

創真が働くのはプレオープンの一週間。慣れないフレンチということもあり、最高峰の料理人達のレベルに合わせることが出来ず、初日は苦戦を強いられしまう。しかし、持ち前の自分に足らないものとあっけらかんと向き合える精神力で、睡眠を削って先輩料理人達に教えを乞い、見事に最終日まで生き残る事に成功する。

そして、厨房のレベルに付いていくので必死だったはずなのに、合宿編で四宮に食戟を挑んだ時を思わせる演出で、新作コンペ出品の挑戦表明を行う。創真の一番カッコ良い所だ。おそらく、このアニメが好きな人間なら誰もが、今話と来週の最終回と合わせてお気に入りのお話になるはずだろう。

でも、それは当たり前なのかもしれない。このアニメの主人公であり、一番人気のキャラクター幸平創真の魅力を詰め込みまくったのがこのスタジエールSHINO'S編なのだ。言ってしまえば、「この作品の主人公は、こういう性格でこういう事が得意で、こういう所がカッコ良いんですよ」という創真の説明書的な回なのだ。こういう話が見たくて、このアニメを観ていると言っても過言ではない。もちろん、お色気とかちょっと脇道に逸れてしまう様なお楽しみポイントがあるのがこの作品だが、今回の話がこのアニメの超本筋になる。

「今から一番面白いところですよ!」という最終回


創真の説明書的な回。そして成長する為の修行回でもある。それを最終回に持ってくる。そんなことは通常ありえるのだろうか?梧空が超重力で修行をしてナメック星についた途端にドラゴンボール最終回。デスマーチと呼ばれるアメリカ横断ムチャ振り合宿を終えた瞬間アイシールド21が終了。そんなわけがない。ここからが一番面白いところだ。

つまりこれは「食戟のソーマ第3シリーズ」は放送決定しているというファンに対してのメッセージなのではないだろうか?さらに、今回の話は第3シリーズの第1話的な役割を果たしているようにさえ見える。本当に終わりならば、前々話の選抜決勝戦が最終回で区切りが良いはず。これで放送しなかったらアニメのみのファンがかわいそうすぎる。

では一体いつ放送開始なのだろうか?第1シリーズの最終回が、2015年9月26日。そして弐ノ皿が始まったのがその約10ヵ月後の2016年7月。つまり、同じだけ空白期間を作るとするのなら、第3シリーズの放送開始は2017年7月あたりになるはず。

その前に次週の最終回「威風堂々」。アニメオリジナルのストーリーの区切りをどうまとめあげているのか、楽しみでならない。
(沢野奈津夫)