Doctors Me(ドクターズミー)- 閉経後の脳の変化 女性を待ち受ける更年期障害は心のケアで

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「閉経期」による更年期障害が女性を待ち受ける大きな壁のひとつとして、立ちはだかります。

いったい閉経期の際には脳にどのような変化が起き、更年期障害を招きやすくなるのでしょうか。

今回は「閉経後の脳の変化」から、更年期障害を緩和する方法を医師に解説をしていただきました。

アメリカの研究結果


以前からいわれていたことの1つに、閉経期になると女性は、日常の身体活動が減少するということがありましたが、なぜ減少するかはわかっていませんでした。

今回のアメリカの大学での研究結果で、閉経期になると卵巣のホルモン分泌が低下することが、脳にある快楽中枢に影響を与え、身体活動を行った場合に感じられる喜びなどに影響を与えることが分かったそうです。

この研究結果から、逆に今後、この脳の快楽中枢に何らかの形で身体活動による喜びを感じさせることが出来れば、閉経して卵巣ホルモンが減少した女性の活動性を高め、健康促進に役立ちそうですね。

閉経後の脳と身体神経のメカニズム

閉経前後の女性は、卵巣からのエストロゲンの分泌の低下が原因で、心身にさまざまな不調をきたすことが知られています。

自律神経のバランスが整わないことに起因した不調を更年期障害と呼び、以下のような症状があらわれます。

・全身倦怠感
・ホットフラッシュ
・冷え
・肩こり
・めまい
・イライラ
・抑うつ気分

閉経後の脳の変化を緩和する方法

脳の変化そのものを緩和することは難しいかもしれませんが、更年期障害による症状を緩和する方法としては以下のような方法がおこなわれます。

■女性ホルモンを補充する方法

■運動を行う方法

■食事内容に気を付ける方法

■漢方薬やハーブを用いた方法

閉経後の体の変化

■膣の萎縮による老人性膣炎の症状や性交痛

■ホルモンバランスの変化により骨粗しょう症になりやすくなる

■コレステロールの増加を抑制する機能がなくなる

■皮膚のしわやたるみ

■乳房が垂れたり縮んだりする

閉経後の心の変化

■イライラしやすくなることがある

■エストロゲンの気分をよくする効果が低下し、気分の落ち込みが増える

閉経後になりやすい病気

子宮体癌


閉経後の世代に罹患する方が増えてきます

骨粗しょう症


ホルモンバランスが変わり、骨がもろくなりやすくなります

高血圧


こちらもホルモンバランスの変化によってコレステロールが増加して動脈硬化を起こしやすくなります

糖尿病


閉経後、運動量が減って肥満になったり糖尿病を発症する方も増えてきます

閉経後の不調とうまく付き合うポイント


■リラックスして過ごす

■自分なりの楽しみを持つようにする

■運動習慣をつける

■趣味や友人関係など社会とのかかわりをもつ

医師からのアドバイス

更年期障害は多くの女性を待ち受ける、一つの関門でもあります。もちろん、ホルモンバランスの変化によって様々な症状が起きることが原因ではありますが、メンタル面でのケアによっても楽に乗り切れることもあるといわれています。

自分に優しく、いたわりながらつらい時期を乗り越えていきましょう。

(監修:Doctors Me 医師)