12日、韓国・スポーツ東亜によると、日本では「一人飯」「一人酒」「一人旅」など「お一人様」が増えているが、「お一人様」をめぐる日韓の違いについて韓国のネットユーザーが議論を交わしている。資料写真。

写真拡大

2016年9月12日、韓国・スポーツ東亜によると、日本では「一人飯」「一人酒」「一人旅」など「お一人様」が増えているが、「お一人様」をめぐる日韓の違いについて韓国のネットユーザーが議論を交わしている。

「一人飯」を描くドラマは日本と韓国の双方にある。「孤独のグルメ」(テレビ東京)、「ワカコ酒」(BS JAPAN)、「一人酒男女」(tvN)などがそうだ。これらのドラマの登場人物の表情に注目してみると、日本の「孤独のグルメ」や「ワカコ酒」の主人公の表情は幸せそうで、飲食という行為を通じて原始的な欲求を満たすこと自体に意味が付与されていると記事は指摘する。

一方、韓国の「一人酒男女」の主人公が一人酒を飲む理由はストレスを解消するためであり、怒りや悲しみといった感情が強く表れている。作中に登場する二人はそれぞれ、「一人酒の時くらい口を休めたい」とイヤホンで周りの音を遮断したり、凄絶な自分の人生を嘆きながらグラスを空けたりするなど、楽しむことができていない様子だ。

ドラマの撮影場所にも日韓の違いが見受けられるという。日本の「孤独のグルメ」や「ワカコ酒」では、事前に店側と協議して撮影場所を公表。実際に営業している店内で撮影し、時にはオーナーが直接出演するなどして現実味を高めている。しかし、韓国の「一人酒男女」では、情報番組ではないこと、間接広告の問題などから、撮影場所を公開することは少ない。主人公が訪ねた居酒屋もインターネットで検索しないと分からないようになっている。

コンテンツの活用においても、日本の「孤独のグルメ」はスマートフォンのアプリを制作し、ストーリーに登場する店の情報を盛り込んでいる。情報は地域別に分類されているため、旅行客にも多く利用されているという。一方、韓国の「一人酒男女」はまだ放送が始まった段階であり、制作陣が選定した店をホームページに紹介する程度に止まっている。現在制作陣はフェイスブックやインスタグラムなどのSNSを通じて視聴者の参加が図れるなど、多様な方法を模索しているとのことだ。

これを受け、韓国ネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。以下はその一部。

「韓国で一人飯をしようとしたら、隅っこの席に追いやられるか、相席にされてしまう。だからコンビニに客を取られてしまうんだよ」
「韓国にはまだまだ『一人飯は良くない』という先入観がある」

「韓国が先進国になれない理由は、一人で何かすると変な目で見る古い考えの年配層が多いから」
「韓国人は昔から体裁を気にするからな。でも、若者はそんな文化から随分自由になった気がする。自分が幸せならいいでしょ〜みたいな?」

「一人は楽ちん。周りに合わせる必要もないし自由」
「自分も長いこと一人飯をしている。一人映画にも行くし、何より楽」
「文化の違い。日本は個人主義が強いし、だから割り勘文化があるんじゃない?」

「韓国はストレス解消のために食べるドラマで、日本は雰囲気のある一食のためのドラマ。ドラマもある意味その社会を表わしている。それだけ苦しい韓国社会の実情を反映している」
「日本の『孤独のグルメ』は生活基盤を固めた中年層が主人公で、韓国の『一人酒男女』は20〜30代の若者が中心になっている。それを比べること自体がおかしい」(翻訳・編集/松村)