夫に禁煙を促す方法とは?心理学から考える絶対成功のコツ

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世界中に感動を呼んだリオオリンピックですが、いよいよ2020年には東京でオリンピックが開催されますよね。

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ところで、皆さんはオリンピックで禁煙関連法が求められることをご存知でしょうか?現在、法制化の検討を行っていますが、公的施設やレストランなどで禁煙や分煙をしないと罰金刑になってしまいます。

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また、JTの調査によりますと、2016年の喫煙者数は前年よりも57万人減って、2027万人となっています。確実に私たちの中に喫煙と健康に関する意識が高まっているのですね。

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そこで、この機に禁煙を考えている方や、ご家族にタバコをやめてもらいたい!と思っている方に、禁煙を促す心理学をご紹介しましょう。
­「禁煙して」は逆効果、褒めて禁煙させよう
­禁止されると、余計に禁止された行為をしてみたくなる心理のことをカリギュラ効果といいます。

この心理は、「心理的リアクタンス」が関連していると考えられます。心理的リアクタンスとは、自分の自由が外部から犯された時に、自由を回復しようとする心理のことです。「禁煙」ということを言われると、タバコを吸うという自由が侵害されたと考え、タバコを吸う自由を回復させたいと考え、タバコを吸いたくなくなるという心理です。

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また、実はニコチンはコカインより依存性が強く、禁煙することは非常に辛いもの。覚せい剤がやめられないのと同じです。まず、これをご理解いただきたいと思います。

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とにもかくにも、最初にやるべきは、ご主人の禁煙に対するモチベーションをアップさせること。そのためには、頻繁にご主人を褒めてあげましょう。「禁煙って、大変なんでしょ?」「頑張っているよね」「ありがとう」などと褒めるのです。そうすると、嬉しくなり、やる気が出てきます。これを心理学では動機付けといいます。一緒に禁煙してもらっているという共感することになります。

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例えば、ご主人がタバコを吸ってしまった時、怒ってはいけません。「禁煙を休んだと思えばいいよ。今まで頑張ってきたんだから」という神対応をしましょう。以前にもまして積極的に禁煙に取り組むようになります。怒るよりもずっと効果的ですよ。
禁煙できる人、できない人の違いは?
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禁煙できる人とできない人がいます。上の精緻可能性モデルをご覧ください。この図は、禁煙という課題に対して、どのような態度(禁煙するかしないか)を取るかを示したものです。禁煙の提案に対して、検討する意思がある場合、青色の線を進みます。意思がない場合赤の点線に進みます。

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ご主人が、禁煙の知識があり、禁煙の提案を検討した結果、禁煙に否定的になった場合、この人はさらに禁煙しにくくなります。残念ながら、ご主人がこのタイプであれば、いくら説得しても効果はありません。逆に禁煙に肯定的になったタイプであれば、禁煙への意思は固くなります。

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赤の点線で集まった「周辺的手掛かりで決める」という人たちは、\賁膕箸琉娶、⊆囲の行動で、禁煙するか禁煙しないかを決めます。具体的に言えば、医師のすすめや上司の指導、友達や同僚の状況や意見に左右されます。医師や上司に禁煙を勧めてもらいましょう。また、周囲で禁煙した人の話や先ほどの禁煙の動向等の話をしてください。
喫煙のメリット、デメリットとは?
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「喫煙にも良いところはある」とは、愛煙家の主張です。ご主人もいろいろな言い訳をするでしょう。そこで、ご主人の主張が正しいか、喫煙のメリット、デメリットを可視化しましょう。ご主人と一緒に喫煙のプラス・マイナス表を書いて、ひと目でわかるようにします。

上の喫煙のメリット、デメリット表をご覧ください。マイナスの要因として、寿命が短くなるということがあります。命は最重要ですから、重要度5。重要度は1〜5で評価します。同じように、ご主人が考えるタバコを吸う言い訳を点数化します。この例では、喫煙によるプラスの要因は10点に対して、マイナスの要因は19点になります。喫煙によるマイナス要因が大きくなり、禁煙すべきだと理論的に可視化できます。
奥さんも協力してください
「私や子供を愛しているなら、禁煙して」と、ただただご主人に迫っても禁煙は難しいものです。いろいろと述べてきたように、奥さんもさまざまな形で協力してください。

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筆者は、禁煙して7年、節約できたタバコ代は約100万円です。さあ、あなたは100万円あったら、何をしますか?

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