『“見えない存在”が教えてくれる 幸運でいっぱいになる本』(マリア/KADOKAWA)

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 何をやってもうまくいかず自分に自信が持てない、過去の心の傷が癒えずなかなか前に進めない……生きている上で悩みはつきないもの。もし自信をなくしたりつらい感情に苛まれたら、『“見えない存在“が教えてくれる幸運でいっぱいになる本』(マリア/KADOKAWA)が助けになるかもしれない。

 本書は、今「奇跡のチャネラー」とネットで大評判のマリア氏の初書籍。マリア氏のブログ「マリアのチャネリングメッセージ」は、ブログランキングのスピリチュアル部門で常にベスト3に入るほどの人気だ。ブログには、「インターネットなのに、まるで目の前でヒーリングを受けているように癒やされた!」「未来への絶望が希望に変わった」「生きることをあきらめずにすんだ」といった報告が後を絶たず、読者に数々のミラクルを引き起こしてきたメッセージが、本書では美しい写真とともに読みやすくまとまっている。

 著者は、天使や神話に登場する神々など、「見えない存在たち」とチャネリングしてメッセージを受け取っているという。「見えない存在が本当にいるのか」「チャネリングのメッセージだとどうしてわかるのか」と信じられない人もいるだろう。だが、そのような疑問も忘れてしまうほど、本のメッセージはどれも心に響き、考え方を見直すヒントにあふれている。

 例えばこのようなメッセージがある。「ルールで自分を縛り付けるより、外した方が、本来の力を発揮できます」。確かに仕事などで、「あれはしていけない」「これをしなければ」とルールに気を取られすぎてしまい、行きづまってしまうことはないだろうか。そんなときは「心配事や背負った役割、義務感でしていること、ダメ出ししてくる上司などから、完全に解放された感じを味わってみましょう」という文章の通り、プレッシャーから解放された感覚をイメージしてみると、柔軟に考えられて、打開策が見つかりそうだ。

 またこのようなメッセージもある。「感情を恥ずかしがらないでください。感じ切って、解放し、心の自由を手に入れましょう」。人は誰かに嫉妬したり、たわいもないことでイライラしたり、いつまでも誰かを許せない時など、そんな感情を持つことを恥じてしまうもの。だからといって無理に忘れようとすると、逆にいつまでもくすぶり続けてしまう。このページには「できるだけその日の感情はその日のうちに感じ切る習慣をつけましょう。抑えずに、感じることで、その感情は消えていきます」とある。その言葉の通り、湧き上がる思いに抗うのはやめて、すべての感情をとことん感じていると、いつかわだかまりが消えていく。

 このように本書には優しい語り口のアドバイスが多く、ほんの少し実践するだけで心のもやもやが晴れて、クリアになりそうだ。さらにじっくりと時間を取って自分と向き合いたくなったら、最終章に掲載されたセルフヒーリングを試してみるといいだろう。色彩豊かな自然の風景を写した写真も、眺めているだけで癒されるものばかりだ。

 スピリチュアルに興味がない人も、読んでいるうちにきっと「自分は一人ではない。見守ってくれている存在がある」と安心できるだろう。周りの誰かが落ち込んでいたり、元気がない時にもプレゼントしたくなる1冊だ。