役者への意欲やプライベートのひとり旅、結婚観まで語ってくれたしずちゃん

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あの国民的バラエティ番組のスピリットを引き継ぎ“友達の輪”を!とスタートした『語っていいとも!』。

前回、歌手の山川豊さんからご紹介いただいた第30回のゲストは芸人で南海キャンディーズの山崎静代さん。

ボクシングでのオリンピック挑戦から昨秋には芸人として本格復帰を宣言した、しずちゃん。前回はその経緯や心境を相棒の山ちゃん(山里亮太)とのエピソードとともに語ってくれたがーー。(聞き手/週プレNEWS編集長・貝山弘一)

―そんな舞台本番の直前にこんなインタビューを受けてもらって。逆に気が紛れますかね(笑)。

しず ははは(笑)。いやでも、「まぁこんなもんやろう」みたいに想像できるやり方をしてたら、たぶんあかんのやろなって思うし。そんな緊張するとこに呼んでもらえることが有難いんですよね。

まだ自分ひとりで単独ライブとかになると、ハードル高すぎてちょっと無謀すぎるなっていうのはあるんで。やるとしても誰かとじゃないと今の段階では見えないなって思うんですけど。そういう何かを自分に与えていかないといけないなって。

―ちなみに、山ちゃんとのコンビ復活で具体的に求められてることや言われたことはないんですか。

しず ないですね。3月に漫才を久しぶりにやったんですけど、そのネタ合わせの時とかも、私のやりたいようにやったらいいからみたいな。それに合わせるしみたいな感じで。

―あえてプレッシャーをかけないようにとか、優しさを見せてくれてるんですかね。ちょっと試されてる感じもありつつ(笑)。

しず う〜ん、ふふふふ(笑)。

―でもなんとなく、ボクシングやる前とビフォーアフター的に言うと、お互いに大人になった感じはあります?

しず それはそうですね。やっぱりボクシング前と後で10年くらいはあるので。山ちゃんも全然変わりましたし、精神的にも余裕ができたので。全然違いますね。

―「あいつは器が小さいから」くらいに言ってたのが、少し頼れる感じになって(笑)。でも自分の可能性としては、役者のほうでも経験値を積んで。実際そっちで求められるニーズもすごくあるでしょう?

しず ちょこちょこは…。

―芸人の道とは別に、そっちもいけるのかなっていう自信も…。

しず う〜ん、自信……全然ないことはないですけど。でもまだまだやなって思うし。可能性はあるのかなって。やりたいなとは思ってます。

―演技のほうでは、まだプレッシャーとか考えすぎたりすることもない?

しず 今まで本当に、あんま何も考えずにやってたんで…(笑)。何を考えるかもわからないままやってましたね。

―自然な素のままで。私を使ってくれる人がそのままに映してくれればいいぐらいの。

しず そんな感じですかね。あんまり…はい。作り込み方がわからなかったんですよ、そんなんは全然…。とりあえずセリフを覚えて「なんかこんな気持ちなんじゃないか」ってやってるだけでしたね。

―逆に、作り込むことを求められてない?みたいなのもね。以前、やはりゲストで登場いただいたビートきよし師匠も「このままの俺でいいから出てくれっていう役をやるだけだからさぁ」みたいなことを仰ってて。「作り込むとか、違う誰かになるのは俺のやることじゃねーだろ?」と。

しず へ〜。でも、変に今、私は真面目になったから(笑)。「これでええんかな?」っていうのはあって…。だからといって、器用じゃないのは明らかなので、やりたくてもできないというか。自分の良さとか、自分で自分をまだ気づけてない部分とかあるのかなとか。こうしたいなと思っても、実はそこ求められてないよみたいな感じもある気がしてて。

―なんか複雑ですねぇ。そう考えてしまうこと自体、真面目な表れかなと(笑)。

しず ふふふふ(笑)。う〜ん、なんか考え硬いですね。昔から硬いところはあるんですけど。

―意外と深刻になっちゃったり? ちなみに、さっきの落ちてた時期は、ストレス発散の仕方って、女友達とご飯食べに行くとか…自分でどういう切り替えを?

しず ボクシング引退して、しばらくは結構時間もあったし、ひとり旅ばっかり行ってましたね、国内で。前から好きやったんですけど、ボクシングの練習が毎日あるのでできなくて。

1回怪我して、練習はできないけど足は動くって時に、初めてひとり旅して。そこら辺から好きになって。今回、毎日練習せんでええってなって、じゃあ行こうと思って、去年の秋ぐらいからダーって行ってました。

―減量とかもキツかっただろうし、辞めた途端にオイシイもの食べに行こうとか、お酒もみんなとワイワイ集まって飲めるとか。そっちではなかったんですね。

しず でも、お酒に関しては、めっちゃ飲むようになりました。そこら辺はだいぶ変わりましたね、生活のリズムとか。ひとり旅の時は自分でレンタカー借りて運転するから飲めなかったりするけど、田舎やったら代行とか頼んで。で、地元のおっちゃんと一緒に飲んだり。

―へ〜! 旅先でふらっとお店入って、そこにいるおっちゃんと盛り上がっちゃうとか?

しず そうですね。北海道行った時は、そこの漁師さんと知り合って、翌日、漁に連れてってもらって。

―それ普通に旅番組が成立するのでは(笑)。人見知りな印象もあるのに…。

しず ははは(笑)。なんか、意外とそんな…。

―でも向こうはすぐ、しずちゃんだってわかっちゃうし?

しず そうですね、結構わかります。それですごい変な絡(から)み方されたら「嫌だ」とかなりますけど(笑)。そうじゃなかったら、割と人と出会うのが楽しかったりもするんで。そういうのが楽しみでもあるかな。

―では、だいぶそれがリフレッシュになったんですね。

しず そうですね。なんか、すごく地球からもらうって感じなんですよ、そのパワーを。だから、こんなにもらったら、何か返さなあかんやろみたいな。

―いきなり、そんなスピリチュアルな!?

しず はははは(笑)。なんか、とにかくエネルギーをもらいすぎた感じがしました。

こんだけの大自然を、毎日どんだけ見渡しても誰もいない所に行くのが好きなんです。そういうとこ行くと、ブワーってすごい何かテンション上がって。夕陽が沈むのを見たりしてる間、「今、東京では誰かが働いてるんやな」とか考えるんですよ。「自分って、なんて今、贅沢な時間過ごしてるな」とか思って「もっと仕事で返すしかないな」って。

―それは確かに得がたい時間ですよね。僕も旅はあちこち行くほうなのでわかる気がします。理想は、そのまま旅人になれればみたいな?(笑)

しず 旅人になれるもんならちょっとなりたいですけど(笑)。でも、生活できない…。

―行った場所、行った場所で働いて? あるいは絵を描いて“裸の大将”山下清画伯の女版になるとか(笑)。

しず あははは! あ〜ちょっといいですね(笑)。あの人って絵で生活してたんですよね。

―知的障害者の施設に入っていたのを逃げ出しては、全国を巡ってその場で絵を描いて。おにぎりをもらったり、お世話になった先々でお返しに置いていったりして。

しず じゃあ、お金は入ってこない? 食べ物をもらえるから生きていける…ふふ、そこまで私はできるかな、面白いけど(笑)。

―最初のTVシリーズでは芦屋雁之助さんの大ヒット作となり、最近だと塚地(武雅・ドランクドラゴン)さんも演じてますが。現実には無理でも、次に山下画伯の役がオファー来たらどうします(笑)?

しず いや、やりたいですけど。坊主…う〜ん(笑)。

―もちろん、やれるもんなら、リアルにあちこち旅して、得意の絵を描いてね。…別にそそのかしてるワケではないですけど(笑)。

しず ははは(笑)。昔、絵本とか出したんですけど。あとは、番組でちょこちょこぐらいで。そんなにたくさんは描いてなくて。でも結構、絵を描くのは好きなんですね。仕事でやるみたいな風にならないと、自分からは描かないなって思って。だから、また何か仕事にしたいなというか。なんか、こう、ガーって入ったら何も考えずにいれる時が好きですね。

―では、しずちゃんのぶらり旅みたいな感じで、行った場所の風景や出会った人との思い出を描いていく企画を売り込みますか(笑)。

しず できたらいいな。でも結構それ、ぶらりで描いてはる人は高田純次さんとか、昔、地井(武男)さんもいますよね…。

―でも、その路線を引き継いで、女芸人初でもいいのでは。

しず あと、私ひとりで、他に誰もいないからっていうのとちょっと違う部分はあるかも…。ここにカメラあるとか、全く誰もいないのかでは自分の意思が違うので。カメラがなかったら、何かめちゃくちゃワーッて叫んだりとかするけど。やっぱ、叫ぶ内容も気にしちゃったり(笑)。

―ていうか、旅先で叫んでるんですか(笑)。

しず ちょっと叫んだりしてますね(照)。絶対誰もいないから。

―何をどう叫んでるんですか、具体的な言葉じゃなく「うおー」とか?(笑)

しず どう叫んでたんかな…。うおー!とか、思い浮かんだ歌を大声で歌ったりとか。

―ちなみにどんな音楽をよく聴いてるのか…最近、アガる曲とかあります?

しず アガるのは、いつもマイケル・ジャクソンですね。どんな時でもマイケル・ジャクソンは、もうなんか自然とノってしまう(笑)。

―はははは、それはわかる気が。じゃあ大自然の中で「ポーーー!」とか叫んだり。

しず ポーー!は言ってない…ですね(笑)。英語やから歌えなくて。なんかリズムに乗るみたいな感じですけど。

―やっぱりマイケル・ジャクソンからもそれでパワーもらってるんですかね?

しず ふふ(笑)。なんか…そんな感じで(笑)。

―カラオケでも歌ったりしてるんですか。

しず あ〜、最近たまに…もう結構ベロベロの状態で「行こか」みたいな感じで行くぐらいかな。でも、めっちゃ楽しいですね、酔っぱらってカラオケ行くんって(笑)。

―そりゃ楽しいでしょう(笑)。…そろそろお友達も紹介していただかないとなんですが、一緒にカラオケ行ったりするほど仲がいい人とか…。

しず ドラマで共演させてもらって、最近BARで再会して、その後すぐに一緒に飲ませてもらってるのが米倉涼子さん。

―米倉さんとBARで再会してって。めっちゃカッコいい雰囲気じゃないですか(笑)。

しず この間は一緒にマツケンサンバ踊ったんですよ。めっちゃくちゃ楽しくて! 大勢で行ったんですけど、みんな真剣に踊るんです。レッスンみたいなVを見ながら。結構な時間を踊ってましたね、一緒に。

―スケジュール次第で、出ていただけるかどうかですけど…。

しず あと、田中麗奈ちゃんとか優香ちゃんも仲いいですね。

―ポンポン出てきますね、女優さんの名前が(笑)。おふたりとも結婚されたばかりですけど。そりゃ山ちゃんも羨ましがりますよ。

しず みんなグループで集まるみたいな感じです。

―女子会みたいな。では、そこで幸せな結婚話で盛り上がったり? ちなみに、しずちゃん自体のそういう願望は…。

しず あ〜。子供は欲しいなって思うんですよね、年齢もアレなんで。年齢制限が厳しくなってきたなって感じはありますね。結婚っていうのに関してはあんまりピンとこないです。

―子供は欲しいけど、相手がピンとこない?

しず う〜ん、ずっと一緒に住むっていうのがピンとこない(笑)。田中麗奈ちゃんも優香ちゃんも、かなりスピード婚なんですよね、出会ってから。1年も経ってないっていうか。

だから、自分の意識とタイミング、運とか縁とか…そういうものが合えば結婚すんねんな〜って思って。そういう人と出会ったことが羨ましいなって思いますね。

―なかなか同じ業界とか仕事がらみでもハードルは高そうですけど。それこそ、ふらっと旅先とかで?

しず う〜ん。旅先…。そうですね〜。

―やっぱり出会いはまだピンときてないような(笑)。というわけで、もうお時間なんですが、今回は次のお友達がまだ決められず…初の保留ということで(苦笑)。ありがとうございました! 

●第31回は10月2日(日)配信予定! 

(撮影/塔下智士)



●山崎静代

1979年、2月4日生まれ。大阪府出身。2003年に山里亮太と南海キャンディーズを結成。翌2004年にM−1グランプリで準優勝しブレイク。 2006年には映画『フラガール』に出演し日本アカデミー賞・新人賞を獲得、役者としても注目され、『世界!弾丸トラベラー』『スクール革命!』など、ピンでのレギュラー番組を持つように。ボクシングでは2009年にC級ライセンスを取得、ロンドン五輪を目指すが及ばず、リオ五輪も志半ばで昨年10月に引退表明。再び、お笑いの世界へ本格復帰する。