こんにちは。PR会社に勤務しているまゆ子、36歳独身です。

婚活をはじめて6年。すでに登録した結婚相談所は3社。連絡を取り合った男性は120人以上、お見合い相手も70人を超えてしまいました。最近はお見合いがマンネリ化し、もはや仕事のような感覚にすらなった私。ただ数をこなしている状態に危機感を感じ、この夏は自分のお見合いスタイルを総復習。心を入れ替え、婚活のラストスパート! 

今回は、前回紹介した子持ちバツイチ男Jさんの次にお見合いをしたOさん、32歳。彼は私がJさんに振られて落ち込んでいた時期にお見合いの申し込みをした人でした。当時私は少し自暴自棄になっていて、振られたショックを和らげるには、他の相手を見つけなくては!と思い、同時に3件のお見合い申し込みを決行。OKの返事が来たのは意外にも一番年下だったOさんだけでした。

これで前に進める! と思い、私は気合いを入れてお見合いに望んだのです。

お見合い当日、私は新調したパステルカラーのセットアップに身を包み、気持ちを盛り上げて向かいました。何しろ向こうは自分より4歳も年下。まずはおばさんと思われないように化粧はナチュラルに、いつもより少しかわいらしい印象に仕上げました。

「こんにちは! まゆ子さんですか?」

丸の内にある待ち合わせの場所に現れた男性はがっちりした体型でとても優しそうなイメージ。少しおどおどした雰囲気が可愛くも見えました。

「はじめまして、まゆ子です。Oさんですね!? 今日はよろしくお願いします」

お互い軽く挨拶を済ませ店内に着席。最初はお互い緊張し、沈黙が続いてしまいましたが、彼から話を始めてくれました。

「最初まゆ子さんからお見合い申請をもらったとき、二度見しちゃったんですよ。自分はまだ登録したばかりで初めての依頼だったんです。すごくキレイな方だったからびっくりして、相談所に登録してよかった〜って思ったんです」

なんてうれしいことを言ってくれたのです。私は思わず照れ笑い。

「なぜまゆ子さんは婚活をしているんですか? 相談所なんかに入らなくても十分に見つかりそうなのに……」

正直痛い質問(笑)。私は30歳を過ぎてから出会いが激減し、仕事も忙しくてなかなか出会いの場所に出向くことができないままこんな年齢になってしまったことを話しました。過去に何人かとお見合いをしたけど、なかなか縁がなくて〜と、婚活歴については言葉を濁し……。

「お仕事はPR会社なんですね。どんなことをしているのですか?」

彼は私に相当興味を持ってくれたようで、彼が会話をリードする形でお見合いは進みました。

彼の方は文具メーカーに勤務する営業マン。日中は外回りが多いけど、比較的自由に動けるから仕事は気に入っているのだとか。最近はジムにハマって週に3回くらい通っていることも教えてくれました。

1回目のお見合いは和やかな雰囲気で終了。彼は私をとても気に入ってくれたようで、私を家まで送るとまで言ってくれました。さすがに初対面で家まで送らせるわけにはいかないので、駅でお別れしましたが、とても優しく、思いやりのある人であることはわかったのです。

名残惜しそうに手を振ってくれる彼の姿、最初はとてもうれしく思っていたのですが……。

2回目のデートは彼の方から誘ってくれました。しかもお見合い当日に返事が来て、翌々日のデート。いきなりペースが早くないか!? と思ったのですが、それだけ気に入ってくれたことをうれしく思い、即OKの返事をしました。

たまたま彼の職場と私の職場が近いことがわかったので、通勤帰りに夕食でもという話に。彼が行きつけの創作居酒屋を予約しておいてくれました。

4歳も年下だったOさんですが、会うと年下を感じさせないくらいしっかりしていて、すごく気遣いをしてくれました。

注文した料理が運ばれてくるとすかさず取り分けをしてくれるし、飲み物がなくなるとすぐにメニューを見せてくれるし、そこはさすが営業さんといった感じ。最初は敬語だった会話もタメ口になり、いつしか会話もスムーズに進むようになりました。

今回は趣味の話から恋愛観、そして結婚観までいろんな話をすることができました。そして彼に対して抱いた印象は……すごく真面目で一筋な印象。実は今まで2人しかお付き合いをしたことがなく、1人は5年、2人目も3年以上付きあっていたことが判明。1人目は就職がきっかけで勤務地が離れてしまいお別れし、2人目は振られてしまったのだそう。その失恋があってしばらく恋愛からは離れ、その後転勤で2年間地方にいたため恋愛とは無縁の生活を送り、昨年末都内に戻ってきたのだそう。でも気づくと周囲の友達はみな妻子持ち。出会いの場所がないことがわかり、ついにこの春、結婚相談所に登録したとか。

浮気もしなさそうだし、何よりも一途なところがいいなと思い始めました。

「そろそろ出ますか? 今日は夜遅くなってしまったし、家までお送りしますよ!」

彼はまた送ってくれようとしました。でも22時過ぎだったのでまだまだ電車もあるし、仕事帰りでこの時間になることも多いので大丈夫だと伝え、駅でお別れ。彼は「また会いましょう」と言ってくれました。

私は、彼が相当気に入ってくれたことを心地よく思っていました。

私の家は丸の内から東海道線に乗り横浜方面に向かいます。横浜駅で乗り換えをするのですが、なぜか横浜駅で彼を発見! 

「あれ? Oさんって八王子の方に住んでいるんですよね? どうしてここに!?」

驚いて尋ねると、

「いや、やっぱり遅くなってしまって心配だったので(笑)。自分は横浜線でも帰れるから少し遠回りしただけですよ! ではここで!! また連絡します!」

彼はスタスタと横浜線の乗り換えの方に行ってしまいました。送ってくれてたなら声かけてくれればいいのに〜と思いながら、少し彼の行動に違和感を感じていました。

その日の夜中、またメールでデートの誘いが来ました。

「無事に帰れましたか? やっぱり最後まで送ればよかったですね! ところで次のデートは金曜日でいかがでしょう? また仕事帰りに都内の都合がいい場所で。」

私は特に予定がないのでOKの返事をしました。1週間のうちに3回も会うなんてちょっとハイペースではないかと思いましたが、暇を作ると最近寂しさに追われてしまうのでちょうどいいとも思いました。

ところがデートの約束は金曜日だったのに、木曜日の夜、私が会社を出て駅に向かうと彼が駅にいるのを見つけました。

「あれ? Oさん? 誰かと待ち合わせですか?」

私は尋ねると、「まゆ子さん! そうそう、食事は明日だったんですけど、今日も仕事が早く終わったんで、もしよかったら食事でも〜と思いまして……」

「え!? 私を待っていたんですか? 今日は家で仕事があるので……せっかく待っていてもらったのにごめんなさい!」

私はあまりに突然のことにびっくりして思わず断ってしまいました。仕事を持ち帰っていたのは確かだったし、急な誘いに乗り気になれなかったのです。

「じゃあせめて一緒に帰りませんか? オレ、横浜線で帰るので横浜駅まで……」

彼のやや強引な提案で、一緒に帰ることになった私たち。話し相手になってくれたのはいいのですが、何だか前回のデート帰りに感じた彼の行動の違和感をまた感じてしまいました。

一緒に帰りたがる彼の正体は、まさかの、いや納得の〇〇〇〇〇!? 〜続きはその2へ〜。

■プロフィール

 まゆ子

PR会社に勤務しているまゆ子、36歳独身。
見た目は目鼻立ちくっきりの美人で北川景子似。(良く言えば)
神奈川県にある私立女子高校を卒業後、都内の有名女子大を卒業。
婚活歴6年。出会った男性は100人以上!
ちなみに趣味は最近始めたヨガ。特技はピアノと人間観察。
ファッションは大人かわいい系。メイクはナチュラル。ヘアスタイルはボブ。身長は155僉

<男性のタイプ>
男性のタイプは、そこそこの大学を出て、そこそこの一般的な企業に勤めていればOK。
年齢は40歳以下の未婚を希望。オシャレに越したことはないけど、普通のセンスならいいかな。
理想を言えば、相手に尊敬する部分があり、自分をリードしてくれる人。身長は170儖幣紊蚤世辰討覆た諭