DJ KOOのプロ魂が圧巻!(出典:http://ameblo.jp/dj-koo-official)

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2年ほど前からバラエティ番組で活躍するようになった、ミュージシャンでTRFのリーダー・DJ KOO。“反応が面白い天然系”タレントのように演出されているが、実は少しでも番組に貢献したいと過去のVTRからの情報収集を欠かさなかったり、事前の打ち合わせの場でも積極的にアイデアを出したりと、プロ意識が高いことでも知られている。今回のDJ KOOが罠にはまったドッキリ企画でも「DJ KOOのプロ魂を見た」とネット上で大絶賛されているのだ。

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9月16日放送の『金曜★ロンドンハーツ』2時間スペシャルで、「輝く!日本ドッキリスター大賞3」が発表された。トップバッターは、「優秀やぐら落とし部門」にノミネートされたDJ KOOである。

彼は「町田サマーイベント2016」という、偽の夏祭りにスペシャルゲストとして招かれていた。会場のど真ん中に設置された立派なやぐらや、賑やかな出店には大人だけでなく幼児らも多数集まっている。カメラが何台もあることが不自然に思われないように、この祭りの様子は「ネット放送される設定」になっていたという。

やぐらの上に現れたDJ KOOは「一緒に盛り上がっていこう!」と掛け声をかけ、TRFの『EZ DO DANCE』を流しながら本気のパフォーマンスを見せる。そしてサビの部分「Ez Do Dance」で片手を上げ「Fo!」と彼が飛び上がった時、舞台の床を塞いでいた扉が開いた。そのまま穴に落ちていったDJ KOOだったが、そこで彼は今までドッキリにはまった芸能人たちが見せなかった行動を起こした。

ドッキリで落とし穴に落ちてしまうと、ひっかかった本人は何が起こったのか状況が分からず、しばらく呆然としているケースが多い。だがDJ KOOは違った。すぐさま立ち上がり、頭上にある穴の縁にジャンプし、手をかけて自分の体を持ち上げ、続けて足を掛けて穴から脱出。再び舞台に立つと「ゴメンね、音を止めちゃって…」と観客に謝り、また音を流そうとした。その身のこなしはとても50代半ばとは思えない素早さである。

当時の心境をDJ KOOは自身のオフィシャルブログ『DJ KOO official Blog』のなかで、
「落ちる ⇒ 全く状況把握出来ず ⇒ 我にかえる ⇒ ヤバい、音止まる!⇒ 今、曲がどの辺か!? 聞きながら ⇒ 登る!!」(原文ママ)
と振り返っている。

ドッキリ企画だと種明しをされると、彼は“自分がノリ過ぎて床が抜けた”と思い「曲が止まったらマズイ」と必死で舞台に戻ろうとしたと苦笑い。このVTRを見ていたMCの田村淳(ロンドンブーツ1号2号)は、「いい人だなぁ」とひたすら感心していた。

DJ KOO自身も前述のオフィシャルブログで
「ドッキリに関わらず(笑)DJ PLAY中は音を止めない、お客さんを我に返さない、そして何があろうとDJ Boothで起こった事は全てDJの責任。それが鉄則なんで!!」(原文ママ)
と、その“プロ魂”を公言している。

ツイッター上でも「DJ KOO のプロ意識すごい」「なにこれ! めっちゃカッコイイ…」「DJ KOOがいい人すぎて泣ける」「この手の企画で這い上がる人初めて見た」と反響が大きい。中には「DJ KOOはいい人すぎるので、ドッキリはやめてほしい」という意見も見受けられた。

出典:http://ameblo.jp/dj-koo-official
(TechinsightJapan編集部 みやび)