中国メディア・観察者網は15日、「握手会から帰ってきて、日本の女の子に心が痛んだ」とする記事を掲載した。先日日本国内で行われたアイドルグループの握手会で起きたハプニングが、「心が痛んだ」きっかけになったとのことである。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・観察者網は15日、「握手会から帰ってきて、日本の女の子に心が痛んだ」とする記事を掲載した。先日日本国内で行われたアイドルグループの握手会で起きたハプニングが、「心が痛んだ」きっかけになったとのことである。

 記事は、先日友人数人が千葉県の幕張メッセで行われた乃木坂46の握手会に赴いたと紹介。その際、握手会の最後のほうで一部のメンバーが体調不良を訴えたために中止になったとし、6人が体調不良によりイベントへの不参加あるいは早退を余儀なくされていたことが分かったと説明した。そして、この件についてネット上では同グループの活動スケジュールが過密であるとして、運営の配慮不足を批判する声が殺到したと伝えている。

 そのうえで、「配慮不足という言葉だけでは日本のアイドル産業の暗黒ぶりを低く見積もっている」とし、「新幹線の如くアイドルの新旧交代が激しい」日本では市場競争が激化しており、重要なプロモーション手段である大手メディアを掌握するために所属事務所や運営会社がありとあらゆる手を使っていると解説。場合によってはスキャンダルでさえ、世論を操るツールとして利用されているのであるとした。

 また、事務所は「努力」、「青春」という名目のもとにアイドルたちの価値を絞るだけ絞り、アイドル本人はフラッシュやカメラに囲まれることで「徐々に自分が事務所の生産ツールに過ぎないという事実を忘れてしまう」と説明。それゆえ、アイドル産業においては過剰動労がはびこっていると論じた。

 記事は、中国のアイドル産業はまだ起こったばかりの状況であるとしたうえで、「将来の中国アイドル産業が日本のようにならないことを願っている」としている。

 同グループの握手会でのハプニングが、実際記事の指摘するような状況に当てはまるのかは分からない。ただ、一見華やかに見える芸能界やアイドルの世界だが、その裏には並々ならぬ努力や苦悩、プレッシャーなどが渦巻いていることは間違いないだろう。韓国では、女性タレントの自殺がしばしば発生しており、社会問題となっている。われわれが想像する以上に、彼女たちは厳しい世界を生きているのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)