監督交代のうわさもあるインテルに、さらに不穏な空気が漂っている。18日のセリエA第4節で王者ユヴェントスとのビッグマッチを迎えるインテルだが、マルセロ・ブロゾビッチが招集メンバーから外された。選手は理由が分からないと明かしている。

ブロゾビッチはこの夏、インテルからの移籍が騒がれていた。だが、最終的には残留が決定。ジョアン・マリオやエベル・バネガが新たに加わったインテルだが、ブロゾビッチとの契約も更新すると言われていた。

しかし、今季から指揮を執るフランク・デ・ブール監督は、ここまでリーグ戦で20分しかブロゾビッチを起用していない。インテルがホームで0-2とまさかの黒星を喫した15日(土)のUEFAヨーロッパリーグ初戦ハポエル・ベア=シェバ戦で、ブロゾビッチはスタメンに名を連ねたが、ハーフタイムに交代を命じられている。

そこにきて、ユヴェントス戦の招集外だ。ブロゾビッチ自身はインスタグラムで、「理由なしに外された! インテルサポーターにあいさつするよ。がんばれ、インテル」と明かしている。

Escluso senza una ragione!!! Saluti ai tutti tifosi interisti!!!! Forza inter ❤❤❤ #epicbrozo 🤔🤔🤔

Brozさん(@marcelo_brozovic)が投稿した写真 -



イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、インテルはブロゾビッチの招集外について、プロフェッショナルらしからぬ振る舞いがあったと明かしているようだ。


一方、『fcinter1908.it』は、ブロゾビッチの代理人であるミロスラフ・ビカニッチ氏が次のように述べたと伝えている。


「招集外の理由? それは私が答えることではない。質問する相手が違うよ。監督と問題があるのか? マルセロにフィジカルの問題はない。練習を切り上げたとの声もある? まったく違う。彼は普段どおりに練習が終わってから帰った」

セリエA開幕まで2週間もないなかで就任したデ・ブール監督は、公式戦4試合で1勝1分け2敗と不本意な成績にあえぎ、早くも解任説が浮上している。インテルは否定しているが、ユヴェントス戦が試金石になるとの声もあるほどだ。その大事な一戦を前に表面化した内紛騒動。ビッグマッチへの影響は…?