子供が発熱!あわてないために知っておくべきこと

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子供が発熱すると、必要以上に心配してしまうのが親心というものでしょう。特に、病院が開いていない夜間となると、不安になっても当然かもしれません。子供を救急外来につれて行くべきなのか?朝まで様子をみても良いのか?と悩んでしまうことも多いでしょう。
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子どもの発熱時に簡単な対応ができるよう、看護師の経験からそのポイントについてご紹介します。熱の原因は何だろう?■ウイルスや細菌による感染
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熱が出る原因はさまざまですが、一番多く考えられるのは、ウイルスや細菌といった病原菌が体内へ侵入していることで発熱しているパターンでしょう。その中でも、いわゆる風邪が多く、鼻水や咳などの症状からでも比較的に検討がつきやすいのではないでしょうか。
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病原菌などの異物が入ると、体の防衛機能の一環として発熱が起こります。重要なことは、風邪のほとんどはウイルスが原因で起こるために抗生剤が無効ということです。特効薬がないので救急で病院に連れて行っても、解熱剤を処方されて様子をみましょうということも大いに考えられます。
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■未熟な体温調節
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子どもは成長過程にあるので、体温調節機能が未熟です。したがって、服を着せすぎただけでも体温が上がることがありますし、心身的な疲れやストレスからも発熱することがあります。夏には大人よりも熱中症や脱水にかかりやすいので注意しましょう。
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■その他
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非常にまれではありますが、いまだに原因が解明されていない川崎病や、白血病などの病気によって、発熱することもあります。熱が続くときには受診をした方が良いでしょう。救急で受診するべき発熱とはどんな時?■発熱そのものには問題がない!重要なのは子どもの容態
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子どもが発熱したからといって、急いで病院に連れていく必要はありません。症状が発熱だけであれば診断もつきにくいものです。
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重要なのは、体温ではなく、子どもの状態です。活力があったり、おだやかに眠っているようであれば、自宅で様子を観察しても問題ないでしょう。逆に、ぐったりしている、強い痛みや辛い症状がある場合は微熱でも受診した方が良いのです。
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■受診した方が良いとされている発熱
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・3カ月未満の赤ちゃんで、38度を超える発熱
・顔色が悪く、ぐったりとしている
・意識がもうろうとしている
・強い痛みを伴う
・呼吸が苦しそう
・痙攣を伴う
発熱というよりは、子どもの様子がいつもと違う場合といえますね。解熱剤はどんな時に使えばよいの?■解熱剤は治療薬とは違う
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まず、解熱剤は治療薬ではないということを理解しておきましょう。決まった時間に服用が決まっている薬ではありません。単純に熱を下げるための薬です。解熱剤を使うことで不快な症状も和らぐことが多いので、使用し過ぎると、症状がひどくなっているのか、治ってきているのかの判断しにくいこともありますから、注意しましょう。
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■解熱剤を使うタイミング
熱は体が病原菌と戦っているサインですから、必ずしも下げる必要はありません。41度までの発熱だけの症状で脳に障害を残すことはないと言われています。
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解熱剤を使うメリットが何かを考えると使いやすいでしょう。解熱剤を使うと、「ぐっすり眠れる」「ご飯が食べられる」「水分が飲める」という具合です。
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逆にいうと、熱のせいで、眠れない、飲食できない、などといった二次障害がある場合に、熱を下げてあげると良いでしょう。自宅で療養する時の注意点

■脱水に気を付けよう

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元気で食欲もある場合は特に問題はないですが、喉が腫れて痛むときや嘔吐を伴う時にはしばしば食欲の低下が気になると思います。数日の問題ですから水分さえ十分に取れていれば問題はありません。十分に取れているかは、おしっこの回数や色が一つの目安になります。
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イオン水やスポーツ飲料など吸収しやすいものを与えてみると良いでしょう。飲んでもすぐに吐いてしまうという場合は、ごく少量の水分を頻回に飲ませてみてください。子どもが寒がらないのであれば、チューペットのようなアイスを吸わせると、少量ずつ水分摂取ができるので、吐かずに水分が取れることがあります。
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■3日経っても解熱しない、他の症状が出てきた場合は受診しよう

風邪で注意をしなければいけないことは、肺炎や髄膜炎などの合併です。3日経っても熱が下がる様子がない、強い頭痛や吐き気などの別の症状が現れてきたときには、迷わずに受診しましょう。
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