「かいわれ大根の日」にちなみ、かいわれ大根の栄養価とおいしく食べるためのレシピ

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9月18日は、1986年に日本かいわれ協会(現日本スプラウト協会)が制定した「かいわれ大根の日」である。かいわれ大根と聞くと、どちらかというとメインではなく、サブの食材として食べるイメージが強い人も多いのでは? トッピングや飾りとして用いられることも多く、あの小さな食材にどれほどの栄養が含まれているのか、ちょっと気になるところである。そこで今回は、料理研究家の熊谷真由美さんに、かいわれ大根の健康効果と、かいわれ大根をメインで食べられる料理について聞いてみることにした。

■かいわれ大根は元祖スプラウト!

「かいわれ大根は、大根の種を蒔き芽が出た、いわば大根のもやしです。現在スプラウトが人気ですが、かいわれ大根は元祖スプラウトです」(熊谷さん)

スプラウトとは、かいわれ大根のような発芽直後の新芽(=発芽野菜)を指す言葉である。なかでも、かいわれ大根はスプラウトの代表格だ。

ちなみにかいわれ大根と聞くと、その名前にあるように大根を連想する人も多いはず。両者とも同じ大根の種であるが、かいわれ大根は大根の新芽を食用としたものである。

それぞれの種が別々に売られているように、両者の種は大根の種類もあるため厳密には違うのだが、かいわれ大根が大根のもやしと言われるのは、こうした意味合いがあるためである。

■小さい食材でも栄養価はバツグン

「芽が出るということは、生きているということで、スプラウトには生きるエネルギーがたくさん含まれています。例えば酵素が多いということで、ダイエット面で注目を浴びており、ヘルシーにいただけます」(熊谷さん)

具体的にはどういう健康効果が得られるのだろうか?

「西洋栄養学でもかいわれ大根には、消化酵素である『ジアスターゼ』が豊富であると言われています。中医薬膳でも、大根の種は漢方薬に使われています。『消食化痰、降気化痰』という消化を促す作用があり、食べ過ぎたときにいいですね。また、咳を抑える作用もあります。胃がむかむかするような、胸やけや二日酔い時にはオススメです。ビタミンCやK、葉酸も豊富に含まれており、美容の面からも押さえておきたい食材です」(熊谷さん)

あの小さな体に、こんなにも頼もしい健康効果が含まれていたとは、驚きだ。

さらにかいわれ大根は、100gあたり約21キロカロリーと実にヘルシーな食材でもある。ビタミンCを始め、豊富な種類のビタミンが含まれているので、女性にはもちろん、ついお酒を飲み過ぎてしまう男性にもぜひオススメしたい。

■活用の仕方は、まだまだ沢山あった!

そんな、ヘルシーでいくらでも食べられそうなかいわれ大根。もっと美味しく、お腹いっぱいに食べられる方法はないのだろうか?

「お値段もお手頃なので、たっぷり使うといいと思います。まず、『かいわれ大根のかき揚げ』。根を落とし、天ぷら粉で揚げてかき揚げにします。海老などプラスしてもいいですね。次に『かいわれ大根のお好み焼き』。千切りキャベツの代わりに、かいわれ大根をたっぷりと使います。『かいわれ大根のコーンポタージュ』なら、市販のスープにかいわれ大根を入れるだけで、すぐに火が通るでしょう。『かいわれ大根のオムレツ』も、ハーブ代わりにかいわれ大根を使っても」(熊谷さん)

バラエティーに富んだかいわれレシピの中から『かいわれ大根のお好み焼き』を作ってみた。詳しい手順や材料は動画でチェックしてほしい。



ニコニコ動画で見る→bit.ly/2di245v

「また、カツオやアジ、ミョウガと一緒にトッピングする『お刺身のかいわれ大根添え』もオススメです。忙しい時なら、カップ麺やインスタントラーメンにかいわれ大根を添えるだけでも、簡単にヘルシー麺が出来ますよ」(熊谷さん)

「『パセリや三つ葉の代わりに、かいわれ大根が使える』と考えると、洋食にも和食にもいろいろ使えますね」と熊谷さん。まさにどんな料理にでも気軽にトッピングできるかいわれ大根。「最近食べてないな〜」という方は、ぜひ今晩の食材に活用してみてはいかがだろうか?

「教えて!goo」では「かいわれ大根、買うのと栽培するの、どっちが安い?」への回答を紹介中だ。

■専門家プロフィール:熊谷真由美
料理研究家。身近な素材を華やか&ヘルシーに調理。ソムリエ・フランスチーズ鑑評騎士でもあり、フランス菓子・フランス料理・ワイン・チーズの著書も。中医薬膳コンセイエとしても活動中。

柚木深つばさ(Yukimi Tsubasa)