今日から、秋の大型連休「シルバーウィーク」に突入された方も多いことでしょう。
でも今年は残念ながら、3連休になるのは17日、18日、19日(土曜日〜月曜日)だけで、大型シルバーウィークとは言えないカレンダー配置になっています。昨年(2015年)は、土曜→日曜→敬老の日→国民の休日→秋分の日が続く5連休だったこともあって、余計に残念に思ってしまいますが、シルバーウィークの場合、大型連休になる年とそうでない年があり、運よく5連休クラスになるのは数年に一度なのです。
そこで早速、シルバーウィークのカギと言われる「秋分の日」と、大型連休の関係性を調べてみました!

天高く馬肥ゆる秋。夏の名残を感じつつ、爽やかな風を感じられるのが9月の連休のよいところ


ハッピーマンデー制度と祝日法で、シルバーウィークが誕生!

シルバーウィークという言葉が定着したのは、2009年9月に初めて大型連休が生じてからとなります。
なぜ、秋に大型連休が生まれたかというと……、以下の3つのポイントがあります。
ポイント  ハッピーマンデー制度
国民の祝日の一部を従来の固定日から特定週の月曜日に移動させた法改正=「ハッピーマンデー制度」により、もともと9月15日だった「敬老の日」が第3月曜日にスライド。その年のカレンダーによりますが、9月15日〜21日の間で推移します。
ポイント◆申貌法
1948年に公布された国民の祝日に関する法律 = 「祝日法」により、「国民の祝日」と「国民の祝日」の間に挟まれた日を「国民の休日」として定めることに。
ポイント/カギとなる「秋分の日」
秋の大型連休の決め手となる「秋分の日」は国民の祝日ですが、実は日にちが定まっていない祝日なのです。
※「秋分の日」が正式決定されるのは、前年2月1日に暦要項が官報に掲載されてから。「秋分の日」は太陽が秋分点を通過する日と定められていますが、地球の運行が現在と変わらないと仮定したうえで、国立天文台が「秋分の日」の予測を出しているのです。
よって、「秋分の日」はその年によって日にちが前後し、だいたい9月22日か23日となります(今年は9月22日)。つまり「秋分の日」の配置次第で、大型連休になるか、飛び石連休になるかが決定されることになるのです。

お墓参りにも行きましょう!

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秋分の日はいつ決まるの? 次の5連休は!?

昨年(2015年)は土曜日、日曜日に続き、月曜日がハッピーマンデーの「敬老の日」、翌火曜日が「国民の休日」、そして水曜日が「秋分の日」と続いたため、以下のような美しい(!)カレンダー配置になりました。
■19日(土)、■20日(日)、■21日(月)敬老の日、■22日(火)国民の休日、■23日(水)秋分の日
少しややこしいですが、上記のように見事に5連休になったのは、2009年と2015年のこと。
そこで、2015年と今年を比較したところ、
■17日(土)、■18日(日)、■19日(月)敬老の日、■20・21日(火・水)平日、■22日(木)秋分の日
20・21日が平日とあっては、大型連休にしたくても、なかなか有給申請しにくいですよね。
ちなみに「秋分の日」が23日(水曜日)で、かつ「敬老の日」が21日(月曜日)になる5連休の年を探してみたところ……、なんと次回は、10年後の2026年! 残念ながら、ずいぶん先の話になってしまいますね。

昼と夜の長さがほぼ等しくなる「秋分の日」(画像は彼岸花)

昼と夜の長さがほぼ等しくなる「秋分の日」(画像は彼岸花)


かつて存在したシルバーウィークは自然消滅

実は「シルバーウィーク」という言葉はもっと前から生まれていました。
発端は、ある映画会社。実は「シルバーウィーク」という言葉は、宣伝のためのアイデアから考案されたものだったのです。
さかのぼること1950年代。
当時の大映・専務取締役だった松山英夫氏が、5月の連休にヒット作が出たことにより、宣伝文句として「ゴールデンウィーク = 興業成績がよい期間」という言葉を造語。以来、ゴールデンウィークという謳い文句は、映画のみならずレジャー産業にも広がり、一般に浸透していきました。ゴールデンウィークと命名して興行収入が大幅に増えたことにより松山英夫氏は、11月3日(文化の日)を中心にした一週間をシルバーウィークと名付けたのですが、こちらは残念ながら定着せず、自然消滅することに……。そして現在、9月の大型連休がシルバーウィークと言われるようになったのです。
── 大型連休にはならずとも、行楽に適したシーズンを迎え、今週末から3連休の人も多いはず!
お出かけの予定がある人は、ぜひ秋の訪れを感じながら、楽しく過ごしてくださいね。