秋の日焼けも要注意!内側から「紫外線ケア」できるオススメ食材

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長かった夏の暑さも徐々に落ち着き、朝と夕方の気温も下がってきて気持ちも秋モードになってきた人も多いのではないでしょうか。しかし、まだ紫外線に油断してはいけません!

肌の奥へとダメージを与える“UV-A”は、一年中降り注いでいますし、表皮細胞のDNAを傷つけ皮膚がんの原因になると言われている“UV-B”は、7月〜8月がピークとはいえ9月もまだまだ強く降り注いでいます。

紫外線を受けた肌は、しみ、そばかす、肝斑を濃くする、しわを深くする、透明感がなくくすんだ肌になる、乾燥を引き起こすなど、エイジングも早まってしまいます。

気持ちのよい気候にラフなスタイルで外出しがちなこの時期だからこそ、引き続きしっかり紫外線ケアをしたいところ。そこで今回はエステティシャンの筆者が、日焼けに強い肌を作る食事についてご紹介します。

■日焼けケアが期待できる食材

体の中から紫外線ケアをする“食べる日焼け止め”が流行していますが、今回オススメするのはサプリではなく食材です。日々の食事の中で、積極的に取り入れてみてください。

(1)ヨーグルト

コラーゲンペプチドやミルクセラミド入りのヨーグルトは、紫外線を浴びたあとの赤みや色素沈着を抑える効果があることが明らかになっています。

(2)緑黄色野菜

抗酸化力の強い色の濃い野菜(カボチャやブロッコリーなど)には、ビタミンA、C、E、そして、ポリフェノールやミネラルが多く含まれています。

(3)スパイス

カレーといえばインド!ということで、紫外線の強い国の食事には、スパイスがたっぷりと使われています。スパイス(ターメリック、クミンなど)は免疫力を高めることに効果が期待できます。

(4)豆

大豆はたんぱく質が多く、また抗酸化力もあります。そして枝豆は、豆の栄養素だけでなく緑黄色野菜としての栄養素もあります。

(5)甲殻類

赤い甲羅を持つ食べ物は、赤い色素“アスタキサンチン”に抗酸化作用があり、ポリフェノールも含まれています。

逆に、柑橘系やせり科の食材は“ソラレン”という成分が紫外線のダメージを増やします。そのため朝食には避けた方がよいでしょう。

食事は一度摂ったからと効果があるものではありませんが、毎日少し意識するだけでも、体の中から紫外線に強い肌へと変わっていきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

 【筆者略歴】

山田みき ・・・ エステティシャン・美容師。自身のアトピー・アレルギーを機に美容を学ぶ。NHKにてエステ指導や雑誌掲載多数。エステ・ヘアメイク・着付け各種コンテスト優勝及び上位入賞の経験をもつ。

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※ Dani Vincek / Shutterstock