12日、米外交問題評議会公式サイトは記事「なぜ中国はジカ熱を警戒するべきか」を掲載した。中国の広範な地域に媒介者となるヒトスジシマカ、ネッタイシマカが存在すること、一人っ子政策の廃止による出生数増がリスクだという。写真は蚊。

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2016年9月12日、米外交問題評議会(CFR)公式サイトは「なぜ中国はジカ熱を警戒するべきか」と題した記事を掲載した。14日付で環球時報が伝えた。

ジカ熱の感染拡大が続いている。今や中南米だけではなく、東南アジアでも流行し、近隣地域への拡大が懸念されている。もっとも秋になり気温が下がったこともあって、北半球の緯度が高い地域では蚊の活性が低下し、短期的に大流行が起きる可能性は少ない。

それでも中国にはジカ熱流行を警戒すべき特殊な理由がある。第一に媒介者となる蚊の存在だ。中国の海南省、広東省、雲南省など南部にはネッタイシマカが、河北省、山西省陝西省南部などにはヒトスジシマカが生息する。いずれもジカ熱の媒介者であり、中国の広い地域で感染リスクがある。

第二に一人っ子政策の廃止だ。妊婦がジカ熱になると新生児の小頭症リスクが大きく高まると考えられているが、一人っ子政策が廃止されてまもない中国では出生数が年600万人以上増加すると予測されている。もしジカ熱が大流行すれば、数十万人単位の小頭症の赤ちゃんが生まれることが予測される。すでに中国政府も対策を講じているとはいえ、さらなる備えが求められている。(翻訳・編集/増田聡太郎)