14日、タイ紙によると、「無料ツアー」をうたい文句にした違法旅行商品を販売して巨額の利益を得ていた会社が摘発された。写真はバンコク。

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2016年9月14日、中国日報網によると、バンコク刑事法廷は13日、「無料ツアー」をうたい文句にした違法旅行商品を販売して巨額の利益を得ていた61歳の会社経営・ニサ容疑者と、その息子で26歳の会社経営・ワスラット容疑者に対し、12日間の拘留を言い渡した。

バンコク・ポストによると、2人は違法な旅行商品の販売による旅行業法違反やマネーロンダリング(不正資金洗浄)などの容疑で告発されているが、いずれも罪を否認している。警察は実態解明に向けて捜査を続けているが、拘留期間を延長させるには24日までに法廷で申請しなくてはならず、それができなければ2人は釈放されることになる。

警察は少なくとも40人から証言を得る計画で、2人が経営している会社の資金についても調べている。容疑者の親族は保釈金200万バーツ(約600万円)を支払うとしているが、法廷は2人が逃亡や証言者に賄賂を贈る恐れがあるとして拘留を決めた。

「無料ツアー」はタイ国内での宿泊費や食費、観光費など「すべて無料」をうたい文句にした中国人向けのツアーで、滞在中に宝石・貴金属や皮革製品、絹製品、蛇を使った伝統薬などを高額な値段で強制的に売りつけて利益を上げていた。

なお、前週には不正資金洗浄を取り締まる政府部門が母子の所有する会社のバス2000台を含め、100億バーツ(約300億円)の資産を没収している。(翻訳・編集/岡田)