ああ、こんなところにカビが...

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相次ぐ台風や雨で、じめじめした日が続きます。実は9月は梅雨の6月と並んで1年で最もカビの繁殖しやすい季節です。

カビは高温多湿で人のアカや食べ物、汚れなどのエサがあれば、どんどん増殖します。「まさか、こんなところに!」とぎょっとする、日常に潜む「カビが生えやすい意外な場所」を調べてみました。

これを読んだらあなたも、いたるところを徹底的に掃除したくなるでしょう――。

カビを顔に塗りたくっている

ゾゾゾーっと背筋が凍ってしまうのが化粧ポーチの中のカビ。例えば、ファンデーションの付属のパフですが、化粧水や乳液、汗、ファンデーションそのものの湿り気で結構じめっとしていませんか? そして化粧のたびに皮膚にこすりつけることで肌の汚れやアカもたっぷりついています。そのパフでファンデーションを塗るということ=顔中にカビを塗りたくっているということ。こまめに洗ってきちんと乾かしましょう。

それから携帯用の歯ブラシ。オフィスや旅行先で使ったまま、ケースに入れっぱなしにしていたらアウト。カビだらけの歯ブラシで歯磨きをすることになります。使い終わったら、きちんと乾かしましょう。ドライヤーを使うといいようです。

恐怖!こんなところがカビの温床だった

お次は革靴やブーツです。久しぶりに履こうと思ったら、白や黒のカビがびっしり......なんて経験した人も多いのではないでしょうか。靴底や靴の中についた雑菌からカビが繁殖するのが原因です。湿度が高くて空気がよどむ場所だと、カビが生える確率は一気に高まるので、できるだけ風通しのいい場所で保管するのがオススメです。もし生えてしまったら、スエードなどは自分ではなかなか落とせません。靴のクリーニングに出しましょう。

衣替えの季節、収納ボックスやクローゼットの奥から取り出した服やコートにカビが......。なんてこともあるでしょう。自宅でもお湯に溶かした酸素系漂白剤や重曹を組み合わせて落とせますので、早まって捨てないで。重要なのは繊維の奥にまで入り込んだカビ菌をしっかり殺菌すること。そして、カビの付いた衣類の周りにあった衣類も同じく殺菌してください。

また、革製のバッグもカビの被害が多いようです。押入れやクローゼットにしまっておいたお気に入りのブランドバッグが、ある日取り出したらカビだらけで無残な姿になっていた......なんてこともあるようなので、しまいっぱなしには注意してください。

家の中のカビ、意外な場所1位は

どんなに掃除好きな家主が住む家の中にもカビは潜んでいます。「SUUMO(スーモ)」が2016年4月に実施した「家のなかで意外にもカビていて驚いた場所」をテーマにしたアンケートでは、カーテンが1位でした。その原因は窓の結露。雨が続いた後は、カーテンを洗いましょう。

2位は押入れ・クローゼットで、やはりバッグなど革製のものの被害が相次いでいるようです。続く3位は壁紙。「普段動かさない家具の裏がカビていた」、「ベッドを窓側のカベにつけていたら、窓の結露が床まで垂れて黒カビになっていた」など、家具の後ろが危険地帯のようです。たまに模様替えするのも1つの手かもしれません。

カビはアレルギーやアトピー、喘息や肺炎など様々な害を引き起こします。たかがカビと侮らず、「作らない、増やさない」を徹底していきましょう。