安価でセンスよく部屋が片付く「小さな段ボール箱」をDIYする方法

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靴や書類、文房具、CDなど、部屋にある雑多なものをスッキリ収納したい。これはroomie読者共通の願いだと思います。

結局のところ部屋が散らかるのは、行き場がないものを放置しているから。

だったら箱や棚など、入れるだけでOKな「行き場」を作ってあげればよいのです。

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そんなことを考えていたところ、ユニークな手作りの段ボール箱に出会いました。

千葉県のgallery&rental space 林檎の木で「段ボールで小さな段ボール箱を作ろう」というワークショップが開催されていたのです。

このイベントは、リメイクやリサイクルを行っているgunung(グノン)の活動を紹介し、参加者も実際に体験できるというもの。

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作品は、どれも身の周りにある段ボールをカットして、上下組み合わせられる小箱にリサイクルしています。

これまでなんとも感じていなかったビールやジュースのロゴプリントも、キッチリした小箱になると、これが実にいい感じなのです。

gunungの活動について、主宰の山本敦さんにお話をうかがってみました。

──gunungの活動を始めた経緯を教えてください。

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「私は、テキスタイルデザイン職を経て、2004年からアップサイクル(※)グッズの製作を始めました。以来、個人で製作を続けています。

gunungの活動は、古着のリメイクから始まりました。ネルシャツでサイクルキャップを作ったり、パンツの丈を詰めたり、自転車屋さんの友人と一緒にカジュアルなサイクルアパレルを作って販売していました。その後、自転車屋さんで不要になったタイヤチューブなどを使ってバッグや小物などを作るようになりました。

リサイクルやリメイクを主体に製作をしていますが、環境問題や大量消費社会への批判など、大上段に構えているわけではありません。自分がおもしろいと思ったものを製作し、その上で社会にいい影響がある活動になればいいなと考えています」

※アップサイクル:リサイクルをさらに進めた考え方。使い終わったものを別の用途に使うだけでなく、新たな価値を付加する資源の再生方法。

──段ボールを使った箱作りのアイデアは、どんな風に生まれたのでしょうか?

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「はっきり覚えていませんが、商品を出荷する時の梱包作業がきっかけだったかもしれません。

内容物に対して箱が大きい場合、ダンボール箱をカットして梱包サイズを小さくします。が、高さはピッタリに詰められても、規格サイズの箱だとどうしても縦横に隙間ができます。そこで、時間に余裕がある時には、ダンボール箱を一度ばらして、ピッタリに仕立て直していました。ダンボールという素材を目的に合わせて加工する、という意味では、小箱作りはこの延長だと思います。

今回のワークショップでダンボール小箱を作った理由は、作品を販売する際のギフトパッケージの必要性を感じたからです。廃材を活かした作品を作っているのに、自分の作品が、仕入れてきた箱に入っている姿は想像できません。そんなことから、手間は掛かりますが、身近なダンボールをリユースして自作しはじめたんです」

──「小さな段ボール箱」を取り入れることで、生活はどんな風に変わると思いますか?

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「今は、なんでも簡単に手に入る時代です。しかし、自分に必要なものを自分で考え、自らの手で作ることによって、ものに対する愛着や、消費に対する意識が変わるのではないかと思います」

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段ボールで『小さな段ボール箱』をDIYする方法



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実際に小さな段ボール箱を作る方法を紹介します。

ワークショップでは、専用の抜き型を使いますが、定規とカッターがあれば家庭でも製作可能です。

用意するもの



・段ボール
・カッター
・段ボール折り専用の器具、または手芸用のルレット
・木工用ボンド


STEP1



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まずは段ボールを選びます。

STEP2



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内箱と外箱を、それぞれのサイズで切り抜きます(このサイズは、厚さ5mm程度の段ボールの場合を想定しています)。

コーナーは少しカーブしている部分があるので注意してください。

STEP3



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切り抜いた後、箱の形に折り曲げる前にひと手間加えます。

折り目の筋付けは、一般的にはカッターナイフを使い、箱の内側から段ボールの厚みの半分位の深さで切れ目を入れます。素材が厚い場合は、その切れ目の上からプラスチックのヘラなどで圧し潰すように筋をつけると曲げやすいです。

私は普段は段ボール折り専用の器具(写真右)を使っています。今回のワークショップはお子様の参加も想定していたため、ギャラリーの方の発案で手芸用のルレット(写真左)を使いました」(山本さん)


STEP4



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木工用ボンドで、糊しろ部分を接着したら完成です。

「箱に定型はないので、好きな形や大きさにアレンジして作ってみてください。もしかしたら、ダンボールより素敵な素材が見つかることもあるかも知れません。自由な発想でものづくりを楽しみましょう。

ダンボールはリサイクルシステムの確立した素材ですから、裁断した残りや小さな端切れは可燃ごみではなく資源ごみに出してください」(山本さん)


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山本さん自身は、自作の箱を「作品を販売する際のパッケージ」「身の回りの小物、葉書やカード類の整理保管」「ちょっとした贈り物を入れるとき」に使っているそうです。取材で聞かれた「形が揃っていると、重ねて収納する時の効率も見栄えもいい」という山本さんの言葉には、私もすごく共感します。

どこにでもある段ボールを自分好みにアップサイクルすれば、お金もかからず、センスよく部屋が片付きます。自分の個性も発揮できるので、ぜひみなさんも挑戦してみてください。

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[gallery&rental space 林檎の木]