約18キロのキハダマグロを持ち上げる石崎さん(撮影/伊ケ崎忍)

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 日本人は世界でも有数のマグロ好きとして有名だが、自分で釣ろうとはあまり考えないもの。ところが、関東近海で素人でも釣れるという噂。その真偽を確かめに、釣りアイドルの石崎理絵さんと相模湾へ向かった!

 夏から秋にかけて神奈川県に面した相模湾沖でキハダマグロが釣れるという噂がある。

「マグロ釣りといえば、かつては沖縄などの南の海でしかできないものでした。でも、相模湾なら沖縄1回分で10回は釣りに行けますからね(笑)」

 そう話すのは、茅ケ崎の船宿「一俊丸(かずとしまる)」船長の田中直樹さん(47)。地球温暖化の影響か、黒潮の流れが変わったためかははっきりしないが、5〜6年前から相模湾内でマグロが釣れるようになったという。

「コマセという撒き餌を使う釣り方なら初心者もできますよ!」

 そう教えてくれたのは、“釣りドル”として活動する石崎理絵さん。釣り道具はすべてレンタルできるため、身一つで船に乗ってマグロを狙うことができるという。

 朝6時に茅ケ崎港を出港し、漁場に到着すると、平日にもかかわらず約30隻もの釣り船がひしめいていた。船長が魚群探知機でマグロの群れの位置を確認して「30メートル」などと釣り人に水深を伝え、そこを目指して仕掛けを投入する。

「来たぞ!」と船尾から男性の声が上がる。男性の竿は先端が水面に突き刺さるほど大きくしなり、全力でリールを巻き続ける。約20分の格闘の末、釣り上げたのは約18キロのキハダマグロ!

「マグロは一発勝負。アタリがあるかないか博打みたいなもの」

 と釣り人の一人。つまり、誰にでもチャンスがあるということ。30キロの大物狙いも夢じゃない!

 そして取材班が約7時間の挑戦で得た釣果は……、約2キロ弱のカツオ1匹でした。

週刊朝日 2016年9月23日号