飛行機の操縦であってはならないのが、操縦士が意識を失うこと。しかし搭乗しているのは人間ですから、万が一の場合だってありえます。今回の動画は、そんな「戦闘機のパイロットが失神した後、オートパイロット機能によって救われた」という危機一髪の状況を記録したものです。
 


 
今回の動画は、アメリカのアリゾナ空軍州兵が公開したものです。F-16戦闘機に搭乗した訓練生がロール操作を行おうとした瞬間、8Gにも及ぶ重力加速度が発生。それにより、訓練生は失神し、F-16はアフターバーナーを吹かしながら地面へと突っ込みだします。
 
当時、F-16は17,000フィート(約5,200メートル)の高度を飛んでいたのですが、このアクシデントにより一気に12,320フィート(約3,800メートル)にまで高度を落としてしまいます。また訓練にはF-16に乗った教官も付き添っており訓練生をなんとか気づかせようと命令を叫んでいたのですが、飛行機は高度を下げる一方でした。
 
一時は5,000フィート(約1,500メートル)を切るほどに高度を下げた訓練生のF-16ですが、そこで自動地面衝突回避支援システム(Auto-GCAS)が作動。そして機体の操縦を訓練生から取って代わり、一気に姿勢を立て直したのです。それにしても、一気にまた10,000フィートまで高度を上げてしまう戦闘機の機動力も凄まじいですね!
 
最近は自動車の自動運転技術でトラブルを聞きますが、自由に動ける大空の方が乗員の命を守るのには適しているのかもしれません。
 
Image Credit: YouTube
■Watch autopilot save an unconscious jet pilot from a fatal crash
http://www.theverge.com/2016/9/13/12901352/us-air-force-autopilot-saves-student-pilot-declassified-video?utm_source=rss&utm_medium=rss