パッと見で分かる鬼のようなキャンバー(車輪の傾き)!通称“鬼キャン”仕様だ

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パッと見で分かる鬼のようなキャンバー(※車輪の傾きの意)、通称“鬼キャン”仕様のカルディナを発見。オーナーに話を聞くと…なんとドレスアップカーマニアにはおなじみの超有名人だった!?WEBマガジン「週刊ジョージア」が、カスタムカーイベント「名古屋オートフェスティバル」で、そんな個性満点のクルマを直撃!

【写真を見る】斬新すぎる“赤鬼キャンバー”!後輪の傾きがエグい

■ ボディーに描かれているのは般若!?

これまで3台のカスタムカーを紹介してきたけど、まだまだ面白いクルマがたくさんありそうだよ。

――ほんとですね。

おぉっ…、次はあれなんかどうだい?

――何か珍しいクルマでも見つけました?

うん。まさに“面白いクルマ”と言えるんじゃないかな。あそこの“般若”がペイントされたクルマを見てみてよ。

――これはかなり人目を引くペイントですね!

気付いたのはペイントだけ?もっといろいろとカスタムされているから、オーナーさんに話を聞きに行ってみようか。

――他にも何かありそうな物言いじゃないですか。

あはは、まあね。じゃ今回は、ICHIGIというチームで出展している“般若のカルディナ”、コレを深掘りしてみよう。

――はい、ぜひお願いします!

■ 角度に注目!“鬼キャン”の生みの親に直撃

――気合の入ったペイントが注目を浴びてて、カッコいいですね。ちょっとお話、いいですか?

ありがとうございます、どうぞ!(ICHIGI・富岡健一さん)

――出展名の「ICHIGI」さんというのは、チーム名ですか?

クルマ好きの仲間で組んだドレスアップカー・チームです。毎回仲間と出展しているんですよ。このイベントにも第1回から参加していて、今年で5回目になります。

――般若やドクロの派手なペイントがされていますね。かなりクールですが、こういう感じのペイントがお好きなんですか?

はい。でもこれ、般若ではなくて“赤鬼”なんですよ。

――般若でなく鬼…ですか?

ドレスアップカーとかカスタムカーが好きな人なら知っていると思いますが、後輪の角度が“ハの字”になってるでしょ?

――ええ、かなりの角度で。

このカスタムをキャンバーと言うんですけど、これを初めてやったのが実は私なんですよ。もう20年近く前になりますかね。

――マジですか?キャンバーの発明者さん??

はい。…で、キャンバーの角度が凄いヤツを“鬼キャン”と呼ぶんですけど、その時のクルマのボディーが赤かったので『赤鬼』と呼ばれるようになって。以来、ずっとこういうペイントで出展するようになりました。

――ドレスアップカーに詳しい方には、もうおなじみのクルマなんですね。失礼いたしました!

いえいえ。確かに、鬼キャンの先駆けみたいな感じでしょうか。そういう経緯があったので、自然と鬼に関係があるペイントをしているんです。

――この鬼キャン仕様のカルディナですが、他にカスタムしている部分はありますか?

ボディーは基本的に一から造っています。エアロパーツとかも自分でパーツを造る、いわゆるワンオフです。人気のあるセルシオとかならパーツも売っているんですけど、カルディナ用となると造っちゃうしかないので。あとは足回りのパーツもワンオフですね。というか、この鬼キャンにするのもワンオフですしね。

――車種によってはカスタムもひと苦労なんですね。後ろのトランクを開けると、スピーカー・システムやモニターが付いてるクルマもありますね。

このクルマにはついてないけど、チームの仲間のクルマにはDVDプレイヤーとモニターを積んでいるのもあるので、音を出す時には、自分が出たドレスアップカー・イベントのDVDを流したり、いろいろと映像も一緒に見せています。

――なるほど。音と映像を一緒に流すと迫力ありますもんね。ナンバープレートが付いているということは、実際走りに行ったりしているんですか?

いえ、していません。私ももう歳なので、疲れるんですよ(笑)。でもドレスアップカーのイベントにはよく出ています。

――なるほど。こういうイベントに出展すると、“鬼キャン”を広めたクルマということで、ギャラリーの注目を集めるんじゃないですか?

そうでもないですよ。今はキャンバー自体、みんなやってますから。たまたま20年前くらいに初めてやったのが私だってだけですしね。

――キャンバーが広まった後からカスタムし始めた人だと、知らないってことかもしれませんね。

確かに。ただ、今の人はキャンバーの角度をつければつけるほどいいと考えている気がします。私もいろいろ研究したんですけど、そのクルマに合う角度っていうのがあるんですよ。なんでも急な角度に、目立ちさえすればいいっていうものではなくて…。そのさじ加減が難しいんですけどね。

――クルマによっては、多少浅めの方が見栄えがよくなったり?

そうなんです。ボディーラインとの関係で角度を付けすぎて貧弱なイメージになってしまったり、よりワイドに見えたりと、クルマと角度によって色々と違うんですよ。

――“ただやればいい”というものではない…深いですね。

人によってこだわりはあると思いますが、やっぱり“ドレスアップカー”ですからね。より目を引いて、迫力のある角度を考えています。それで、このカルディナならこの角度がいいかなと。

――この名古屋オートフェスティバルにも言えることですね。人に見せるためのイベントだからこそ、出展するなら細かい角度にまでこだわって出すという。

まさにそうですね。

――キャンバー自体はカスタムカーファンにとってはお馴染みになりましたが、生みの親としてファンに何か伝えたい事はありますか?

雑誌なんかでもよく特集されていますけど、ぜひ直接見てもらいたい。やっぱりいろいろとこだわっているクルマですから、ぜひともイベントに足を運んで生で見てほしいです。

――では、他のイベントなんかで富岡さんを見かけたら、直接話し掛けてもいいですか?

『声を掛けてくれ』なんて自分で言うのは生意気ですから。クルマをじっくり見てもらえるだけで十分ですよ(笑)。

――分かりました。お話ありがとうございました!

(※この記事は「週刊ジョージア」の「クルマニア画報」から抜粋したものです。完全版は「週刊ジョージア」<https://weekly-g.jp>でご覧いただけます)【週刊ジョージア】

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