和食の二大麺料理といえば「そば」と「うどん」だが、それぞれをご当地名物としてアピールする地域が全国各地に存在する。

そこでJタウン研究所では、「そばとうどん、好きなのはどっち?」というテーマで都道府県別にアンケート調査を行った(総得票数2069票、2016年8月18日〜9月13日)。

果たして結果は――。

東西で真っ二つの結果に

接戦を制したのは、1178票を獲得した「そば」(得票率56.9%)。一方の「うどん」は891票(43.1%)だった。下の円グラフをご参照いただきたい。


「『そば』と『うどん』、好きなのはどっち?」調査結果(Jタウンネット調べ)

都道府県別に見てみよう。各県ごとに多数派を調べて色分けをしたところ、東西で「そば」派と「うどん」派がはっきりと分かれた。「関東ではそば、関西ではうどんが好まれる」という定説を裏付ける結果となった。

東日本では「うどん」を支持している都道県がひとつもなく、「そば」派が圧倒的な強さを誇った。農林水産省によると、「平成27年産そば収穫量」は北海道、長野、茨城、福井、山形の順に多く、いずれの道県でも「そば」派が優勢。中国地方唯一の「そば」派である島根では、日本三大そばの一つである出雲そばが有名だ。

西日本では「うどん」が多数派を占めた。「うどん県」を名乗る香川では9割の票を獲得し貫録を見せたが、四国では愛媛が「そば」派、徳島と高知が両者拮抗し、五分五分の争いをしている。長崎は五島うどんが有名だが、県全体では「そば」派が勝る結果となった。

互角の戦いを繰り広げる地域の中には、複雑な心境が読み取れることもある。「そば」エリアに属する秋田、群馬、山梨では、それぞれ稲庭うどん、水沢うどん、吉田のうどんが有名だ。他方で「うどん」エリアに属する山口、徳島では瓦そば、祖谷そばが知られている。東日本だけど「うどん」が名物、西日本だけど「そば」が名物というジレンマがあるのかもしれない。