イケアの第一号店、歴史の足跡を伝える博物館「IKEA Museum」として復活

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世界最大級の家具・雑貨チェーン、イケアが、スウェーデン南部スモーランド地方(Småland)のエルムフルト(Älmhult)に第一号店をオープンしたのは、1958年のこと。

それから約50年の年月を経てこの場所は、イケアの足跡を伝える企業博物館「IKEA Museum(イケア・ミュージアム)」に生まれ変わりました。

スウェーデンのエルムフルトにあるIKEAの第一号店が、IKEAの足跡を伝える博物館「IKEA Museum」として復活します。ルーミーが以前行ったスウェーデン取材のことも交えつつ、イケアの最新事情をお届けします。1

かつて欧州最大級の家具店といわれた7,000平方メートルもの巨大な建物には、展示スペースのほか、カフェレストランやショップも併設されています。

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「IKEA Museum」の入口で来館者を迎えてくれるのは、イケアの生みの親である創業者イングヴァル・カンプラード(Ingvar Kamprad)さん。

大きな写真パネルには、イングヴァルさんのサインとともに、「To create a better everyday life for the many people(より快適な毎日を、より多くの方々に)」というイケアのビジョンが綴られています。

イケアではこれまでも、世界各地のイケアの従業員らに向けて、自社の歴史や企業文化を伝える資料館「IKEA Tillsammans(イケア・カルチャーセンター)」を運営してきました。

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「IKEA Museum」は「IKEA Tillsammans」の展示コンテンツをさらに充実させ、19世紀以降のスウェーデンの暮らしぶりやその生活空間と連動させながら、イケアの歴史を伝えています。

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展示フロアでは、イングヴァル少年が祖父の経営する日用雑貨店で販売していたという、マッチやクリスマスカードも展示。

当時のストーリーについては、ルーミーのスウェーデン取材でもお伝えしています。

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こちらの展示は、第二次世界大戦後まもない時代のスウェーデンの一般的なキッチンスペースです。現代人の私たちには、どこか懐かしく、レトロに感じられますね。

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天井では、1979年発売以来ロングセラーの書棚「BILLY」など、代表的なイケア商品を吊り下げパネルで紹介。

年代を追って並べられたパネルが、広々とした天井をぐるぐると回っています。

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第一号店のオープン以来、イケアストアでおなじみの家具ディスプレイ「ルームセット」も、年代別に展示されています。

「IKEA Tillsammans」で展示されていたルームセットの一部が「IKEA Museum」のフロアに移設され、より広いスペースで、それぞれの時代の居住空間を体感できます。

ルーミーが以前行ったイケアのすべてを知る「ジュニおばあさん」への取材でも、70年以上続くイケアの歴史について触れています。

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商品の背景にあるストーリーを伝え、個々のライフスタイルにインスピレーションを与えるイケアの主要メディア「IKEA Catalogue(イケア・カタログ)」は、エルムフルトの自社スタジオで製作されていますが、その様子は、これまで公にされてきませんでした。

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そこで「IKEA Museum」では、リアルなスタジオセットを大公開。ひとたびセットに立ち入れば、あなたも「IKEA Catalogue」のモデルになった気分に!?

ちなみに2014年度版イケアのカタログとアプリが未来的でスゴイと話題になったのも記憶に新しいですね。

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展示スペースで、イケアについてたっぷり学んだあとは、併設されているカフェレストランで「Fika(フィーカ ※スウェーデン語で「お茶の時間」の意味)」をどうぞ。

コーヒー・紅茶といったドリンクメニューはもちろん、サンドウィッチ、サラダなどのサイドメニューも豊富に揃っています。

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また、ショップでは、文房具や雑貨、お菓子など、「IKEA Museum」限定アイテムが数多く販売されていました。

いずれもポップなカラーがかわいらしく、価格は手ごろな“イケアプライス”。ちょっとしたお土産にも、喜ばれそうです。

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ルーミーがおよそ1年前にエルムフルトを訪れた時は、足場が組まれ、外観すらうかがい知ることのできなかった「IKEA Museum」が、2016年6月にようやくオープン。

街が持つ閑静な雰囲気自体は残っているものの、スウェーデン内外からの観光客は少しづつ増加しているそう。

イケアの従業員や関係者がその多くを占めていた従来の街の構図が、徐々に変わり始めているような気がしました。

イケアのさらなる進化とともに、この小さな街の変化についても、これから、じっくりと追っていきたいと思います。

[IKEA Museum]
Photographed by Yukiko Matsuoka