フジテレビ「村上信五とスポーツの神様たち」(14日深夜放送分)では「タラレバ教訓バスツアー」と題し、リオデジャネイロ五輪でメダル獲得を逸したアスリート達をゲストに迎え、文字通り“タラレバ”トークを行った。

重量挙げ女子53キロ級に出場した八木かなえは、「もっと強気でいけばよかった」と振り返った。

同競技は事前に重量を申請し、AとBの2グループに分かれて競技を行う。Aグループは申請した重量の上位7名が入るのだが、安全策をとって控え目な重量を申請した八木はBグループにカテゴライズされた。

「試合の当日より前に、自分で記録をこれくらいするよっていう申請をするんですけど、申請した記録でグループが分かれる。そこで私が安全策というか、どんなに調子が悪くても出せる記録から申請した。すると私より下の記録の人達が逆に強気で高い重量を申請してきたので自分がBグループに入ってしまって・・・」

こう語った八木は、「自分が強いAグループで勝負ができなかったっていうのがあったので、最初からもっともっと強気で高重量でやりたかった」と続け、悔しそうな表情を見せた。

また、「(競技の)前から駆け引きが始まってて、BグループはAグループの結果を待たないといけない。Aグループの人はBグループよりもどんどん上の記録をやってくるので、どうしても(Bグループの)自分が基準記録になってしまう」と説明した八木。結果は6位入賞という立派なものだったが、番組スタッフから「ベスト(199キロ)出してたら銅メダルが獲れた」と言われると、「タラレバで」と苦笑いを浮かべた。