「友達がゲイだった…」その時あなたがするべきたった1つのこと

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鈴掛真の【ゲイだけど質問ある?】 vol.14

こんにちは、歌人の鈴掛真です。5・7・5・7・7の短歌の作家です。

もしも、親しい友達がゲイやレズビアンだと発覚したら、みなさんはどう反応しますか?
なんとも思わなかったり、面白がったり、怖いと思う人もいるかもしれませんね。
今後起こるかもしれないそのときのために、良好な友人関係を続けるコツをご紹介しましょう。

詳しく知りたいけど、なかなか知る機会のない“同性愛”の話題。
【ゲイだけど質問ある?】では、オープンリー・ゲイの鈴掛真が、みなさんの気になる疑問・質問にお答えしていきます!

質問 【カミングアウトされたとき気をつけるべきことは?】

友人が同性愛者だとわかったら、戸惑ってしまう人も少なくないはず。「もう友達としてやっていけないかも……」と悩んでしまうかもしれません。

そんなときは、心の内をとにかく本人に話してみてはどうでしょうか?

(え……ちょっと心の整理がつかない……)
(いろいろ聞きたいけど聞かない方がいいかな……)
(同性愛とかマジ無理なんだけど……)
いろんな複雑な感情が込み上げてくるはずです。でも、否定的なことをクチにすると、相手を傷つけてしまうかもしれない……。

かと言って「あ、そうなんだ、大丈夫、ワタシ偏見とかないから!!」と、当たり障りのない返事で済ませてしまうと、心のモヤモヤはいつまで経っても解消されません。なにより、その場しのぎの取り繕いは、相手にも必ず伝わります。結局、2人の距離はどんどん遠くなる一方です。

カミングアウトは、同性愛者にとって一大決心です。それは相手に心を開いている証拠。だから、もしネガティブに思っても、感じたことを正直にクチにしてほしいんです!
変に気を使う必要はありません。だって友達なんだから!

戸惑っているなら
「ごめん、ちょっと整理したいから時間ちょうだい」と言ってみたり、
正直よくわからないなら
「同性愛のことよく知りたいからいろいろ質問していい?」と聞いてみたりするのも良いでしょう。

それでも、やっぱり嫌悪感を拭いきれないかもしれません。何年も時間がかかって、やっと受け入れられるようになることも……。
けれど、嫌悪感というのは案外、偏見や思いこみによるものである場合があります。知らなかったことや、勝手に思い込んでいたことが解消されれば、それをきっかけに理解できるようになるかもしれません。

少しでも「受け入れたい」「友達でいたい」という思いがあるなら、この際ケンカになるほどお互いの気持ちをぶつけてみるのも良いかもしれませんね。

反対に、絶対にやってはいけないのが、本人の許可なく他の人にバラすこと。
「自分に打ち明けてくれたんだったらみんなに言っても平気だよね?」と勝手に解釈するのは大間違い。むしろ、あなたのことを信頼して、あなただけにしか言っていないかもしれません。

僕のように、こうして完全にオープンにしているのは、とてもまれなケース。家族にはまだ言えない、職場には絶対バレたくないなど、どこまでの人に打ち明けるかは三者三様で、とてもセンシティブな領域なんです。
もしも友人に打ち明けられても、むやみに言いふらさないことが大切なマナーです。
厳密には不法行為となり、名誉棄損罪で損害賠償を請求されることもありますので、絶対にしないようにしましょう!
 

仲良くなれば、人間みんな同じ!

オープンリー・ゲイとして生活していると、「同性愛者の人と知り合ったの、初めてです!」と言われることが多々あります。みなさんにとって、同性愛者からカミングアウトされることがいかに珍しいことか、ということですね。

友人の紹介で知り合った、ある男性について、とても興味深い体験をしたことがあります。

その男性は、他の友人を交えてこれまで何回もお酒を飲んだことがある仲です。
あるとき、友人がこんなことを話し始めました。
「実はね、あいつ、シンちゃんと知り合う前は、ゲイのことを凄く嫌ってたんだよ」
常日頃、同性愛者を否定するような発言をしていて、もともと友人は僕を紹介すること自体「2人がケンカになったらどうしよう……」とためらっていたと言うのです。
彼のことは、ただの優しいお兄さんだと思っていたので、とても驚きました。

もしかしたら彼の中での同性愛者は、派手なファッションでテンションの高いオネエ言葉のイメージだったのかもしれません。ところが僕のような、異性愛者と一見なんら変わらないキャラクターが自然と飲み会に参加してきたことが、彼にとって革命的だったのでしょう。

彼が同性愛者を否定していることを、僕がもともと知っていたら、彼とは絶対仲良くなれなかったはずです。お互い先入観なしに出会ったことで、“人間同士”として向き合えたんだと思います。

『話せばわかる』とはよく言ったものです。
仲良くなってしまえば、セクシュアリティ、国籍、肌の色、宗教の違いなんか、どうでもよく感じるもの。
もしも友達が同性愛者でも、「へぇ、そうなんだ!」くらいの軽いノリでいてあげると、良い関係が続けられると思いますよ!
 
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質問、お待ちしています!

鈴掛真の【ゲイだけど質問ある?】第14回、いかがでしたか?
次回は、【同性愛って“趣味”なんでしょ?】という疑問にお答えしたいと思います。

みなさんからの質問も募集しています。
疑問やお悩みなど、気になるお話をお寄せください。
メッセージお待ちしています!

【今週の短歌】
百年に
一度現る
彗星と
あなたに逢えた
確率比較
 

【ゲイだけど質問ある?】 バックナンバー

●vol.13 【職場のゲイとどう接すればいいの?】
●vol.12 【ゲイのHIV事情ってどうなの?】
●vol.11 【ゲイとバイセクシャルってどう違うの?】
●vol.10 【同性愛者と異性愛者の恋愛はありえるの?】
●vol.9  【どうしてゲイにはイケメンが多いの?】
●vol.8  【女性にはまったく興味ないの?】
●vol.7  【どうしてカミングアウトしようと思ったの?】
●vol.6  【ゲイの息子を持つ親として大切なことは?】
●vol.5  【腐女子ってどう思う?】
●vol.4  【いつゲイだって自覚したの?】
●vol.3  【ゲイとオネエってなにが違うの?】
●vol.2  【そもそも同性愛ってどういうこと?】
●vol.1  【ほんとにゲイなの?】

鈴掛真プロフィール


鈴掛 真(すずかけ しん)歌人
愛知県春日井市出身。東京都在住。
著書に『好きと言えたらよかったのに。』(大和出版刊)がある。
雑誌『東京グラフィティ』で連載中。
Twitter・ブログでも短歌を随時発表中。

●Twitter http://twitter.com/suzukakeshin
●ブログ さえずり短歌
●オフィシャルWEBサイト http://suzukakeshin.com

Written by 鈴掛 真