Google Playとクイーン、名曲「ボヘミアン・ラプソディ」をVRアプリ化。フレディの脳内を探検、ステージにも立てる新しいPV

写真拡大

 
Google Playと英国のロックバンド クイーンが、代表曲「Bohemian Rhapsody」を題材としたVRアプリ「Bohemian Rhapsody Experience」を発表しました。「フレディ・マーキュリーの潜在意識に入り込んでその独特な世界観を味わい、さらにバンドとともにステージに立つこともできる」内容になっているとのこと。 

【ギャラリー】Bohemian Rhapsody Experience (6枚)


クイーンはGoogle Playクリエイティブチームと密接に協力し、VRアプリ製作を通じて新たな世代に「Bohemian Rhapsody」の世界観を楽しむユニークな方法を提供するとしています。

考えてみれば、Bohemian Rhapsodyが持つ特徴的かつ劇的な楽曲構造は、その世界観をVRで再現するのに適していそうです。まして1975年の楽曲とは思えない圧倒的なサラウンド感にいたっては完璧にVR向きと言えるでしょう。

クイーンのギタリスト ブライアン・メイはアプリについて「おそらく初めての本格的なVRアート作品になるだろう。あらゆるスマートフォンで見ることができる新しい体験になるはずだ」とコメント。Google Playのブランドマネージャーギャレス・ホーンバーガーは「アプリによってこの象徴的な楽曲の果てしない可能性を感じられ、新しいVR体験を提供できると思います」と述べています。なお、例によってロジャー・テイラーからのコメントはありません。
  
VRアプリ「Bohemian Rhapsody Experience」はGoogle Playにてすでに公開中。Google Cardboard対応アプリですが、他のスマホ用VRゴーグルでも問題なく使えるはず。ブライアン・メイは自らが企画に携わっているステレオグラム用キットThe OWL Virtual Reality Kitをおすすめしています。また、Google PlayはiOS版も近日のうちにリリース予定、Queen好きなiPhoneユーザーの期待にも応えます。
 
ことし2016年は、いまもなおテレビCMや映画挿入曲でその美声を聴かせ続けるフレディ・マーキュリーの没後25周年。来週9月21〜23日には日本武道館にて、クイーン+アダム・ランバートの来日公演も控えています。ここは、たとえアプリが果てしない駄作だったとしても、ダウンロードして堪能するのがファンというものです。もちろん、クイーンファンでなくとも、今まで知らなかった音楽に触れる機会のひとつとして「Bohemian Rhapsody Experience」を体験するのも面白いかもしれません。

以下蛇足:誰でもどこかで一度は聴いたことがあるだろうBohemian Rhapsodyについて解説しておくと、この曲はクイーン4作目のアルバム「A Night At The Opera(邦題:オペラ座の夜)」に収録され、英国のシングルチャートで9週連続1位を獲得したロック史に輝く名曲そして変態曲。当時としては長尺だった6分の楽曲は大きく3つのパートに別れる組曲構成になっています。音の左右への振り幅と音量による前後調整でサラウンド感を、オーバーダブで厚みを出すミキシングの妙は、メンバー全員が学位取得者というインテリ集団とプロデューサー ロイ・トーマス・ベイカーの組み合わせならではの業と言えるかもしれません。クイーンの曲を真剣に聴いたことがない方はヘッドホン装着のうえ、Apple Musicあたりでアルバムを通して聴いてみると良いでしょう。その「面白さ」がわかるかもしれません。

下はBohemian Rhapsodyのプロモーション・フィルム。