15日、中国の日本情報サイトに、「運転士の些細な動作で日本の新幹線神話が完全に壊れる」と題する記事が掲載された。

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2016年9月15日、中国の日本情報サイトに、「運転士の些細な動作で日本の新幹線神話が完全に壊れる」と題する記事が掲載された。

日本の新幹線は開通から半世紀以上、死亡事故が起きておらず、中国でもその高い安全性を評価する声が多い。日本の交通における安全神話の象徴と言ってもいい存在だろう。しかし、記事は最近起きた一連の出来事が、日本が長きにわたって誇ってきた神話に打撃を与えたと伝えている。

その一つが、今月6日、東海道新幹線の男性運転士(29)が走行中に運転台に両足を乗せていた騒動だ。その様子を偶然撮影したあるネットユーザーが、ネット上に写真を掲載したことで事実が発覚。運転士は「疲れていたので足を伸ばしたかった」などと説明した。JR東海は「運転士としてあってはならない行為。厳正に対処する」と発表した。

しかし、運転士をめぐる問題はこれだけにとどまらない。今年8月にJR東日本の男性運転士が運転中に靴を脱ぎ、運転席の上であぐらをかいていたこともわかっている。足元には緊急用の警笛のペダルがあるが、JR東海は「安全上の問題はなく、社内規定上の問題もない」と説明。ただ、「お客様に不満を与え、業務態度として不適切だった」とし、厳しく対処するとしている。

また、4月には近鉄の特急列車で運転士が走行中にスマートフォンを使用したことが発覚。1月にもJR山手線の男性運転士がスマートフォンでゲーム攻略サイトなどを見ながら運転していたほか、同じく山手線で運転士が眠気でウトウトしながら運転している様子や、東京メトロ副都心線の運転士が運転中にゲームに興じる様子を映した写真や動画が次々とネット上にアップされている。

記事は、「科学がますます発達したことによって自動運転が可能になり、新幹線の運転士も飛行機のパイロットと同様、ほとんどの時間で操縦する必要がなく、暇を持て余すことから警戒心が緩んでしまう」と指摘。また、日本では「向上心や責任感がない“ゆとり世代”が社会に増えたことが関係している」という見方もあることを伝え、「日本の各業界がこの問題を重視し、安全神話がここで壊れてしまわぬようにしてほしい」としている。(翻訳・編集/北田)