14日、韓国・東亜日報は、北朝鮮を擁護する中国に対抗し日韓の軍事協力を強化していくためにも、在韓日本大使館前の慰安婦像を合意の通りに移転すべきとする黄鎬澤論説主幹のコラムを掲載した。写真は在韓日本大使館前の慰安婦像。

写真拡大

2016年9月14日、韓国・東亜日報は、北朝鮮を擁護する中国に対抗し日韓の軍事協力を強化していくためにも、在韓日本大使館前の慰安婦像を合意の通りに移転すべきとする黄鎬澤(ファン・ホテク)論説主幹のコラムを掲載した。

コラムは、昨年12月28日の慰安婦問題をめぐる日韓合意の際、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は「少女像(慰安婦像)が日本大使館の安寧(あんねい)に及ぼす影響を認め、関連団体との合意下に適切に解決されるよう努力する」と発表していたとし、その後、韓国側が慰安婦像移転要求を受け入れない姿勢を示しているのは合意文の表現と合致しないと指摘した。

黄氏が日韓協力強化の必要性を主張する背景には、核による威嚇を強める北朝鮮の存在がある。コラムは、「北朝鮮の情報収集において地理的に近い韓国は人的情報に強く、日本は海上・上空偵察能力に優れている」とし、日本側が求める軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の早期締結を訴えた。

今月7日、ラオスで開かれた日韓首脳会談で安倍晋三首相は朴槿恵(パク・クネ)大統領に対し「慰安婦像の問題を含めた合意の着実な履行に向けた努力」を要求したが、朴大統領から慰安婦像についての言及はなかった。また朴大統領は12日、韓国与野党代表との会合で「日本側の慰安婦像撤去に関する言及は日本のマスコミ利用にすぎない」と述べている。こうした中、韓国メディアが慰安婦像撤去に肯定的な見解を報じるのは極めて異例だ。その意味では貴重なコラムと言えるが、韓国での注目度は決して高くないようだ。記事にはわずかながら次のようなコメントが寄せられている。

「全面的に同感」
「まったく正しい主張だ。大使館前の少女像は必ず撤去すべき。国際条約を守り、国としての品位を守ろう」
「中国の二重プレーにだまされては駄目だ。中国は信用できない。少女像を移転して、日本とGSOMIAを結ぶべき」

「売国奴」
「結論は少女像を移転しようってことか?なぜ保守系メディアがいきなりこんなコラムを出したんだろう?」

「朝鮮日報や東亜日報で少女像移転に肯定的な論調が出始めたところを見ると、また世論操作が始まったみたいだな」
「徐々に始めたみたいだね。これからアルバイトを雇って少女像を移転しようと騒ぎ始めるだろう」

「安保問題に関しては絶対に妥協してはいけない。過去の歴史でもそうだったじゃないか」
「あらゆる美辞麗句で飾ってはいるが、結局は少女像を移転すべきという親日的な文章だ」(翻訳・編集/吉金)