第73回ベネチア国際映画祭にて、日本人俳優・林紀が主演を務める中国国産映画「南京東」が銅獅子賞を獲得した。

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第73回ベネチア国際映画祭にて、日本人俳優・林紀が主演を務める中国国産映画「南京東」が銅獅子賞を獲得した。同作の監督、朱成(ジューチョン)は華人圏16番目、中国本土8番目にして最年少のベネチア国際映画祭賞獲得監督となった。

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「南京東」は、林紀演じる日本の棋士・佐藤が、南京にて李梓辰(リーズーチェン)演じる囲碁の師の娘・呉花子と恋に落ち、結婚後日本に帰り幸せに暮らすものの、日中戦争に翻弄(ほんろう)される2人を描いている。

同作で主演を務めた林紀は日中のハーフで、中国ドラマや映画に俳優として出演したり、日中合作ホラー映画「怨霊人偶」をプロデュースするなど、マルチに活躍している。

銅獅子賞の受賞について林は、「やれることは全てやった。決して100%とは言えないけれどある程度狙っていた。体格から演技まで何をやれば欧米の審査員に評価されるか徹底的に研究して臨んだ。今まで囲碁をやったことがなかったが、この役が決まってから徹底的に覚えた。本当に囲碁を理解しているのならその演技にうそはない。普段でも時間さえあればずっと碁石を握っていた。碁石が手になじんでいるかどうかでリアルさが違う。今回の受賞は非常にうれしいが、同時にまだまだやっとリングに上がったばかり。これからもずっと精進していかなければならないと考えている」と語っている。(編集/内山)