写真提供:マイナビニュース

写真拡大

電車内で居眠りをしてしまった経験は、誰しも1度や2度はあるはずだ。単に睡眠不足だったのか、その日の仕事に疲れ果ててしまったのか、それとも飲み会で飲みすぎたのか……。理由はさまざまだろうが、電車内での居眠りは寝過ごしや置引などのトラブルを招く原因にもなる、

私たちは、毎日の電車利用で居眠りする人がいる光景に慣れすぎてしまっているが、異国の地から訪れた人はこの居眠り光景をどう思うのだろうか。今回は日本在住の外国人20人に「電車内の居眠り」をどう思うのか質問してみたので、印象的な回答をピックアップして紹介しよう。

Q. 日本人の電車内での睡眠についてどう思いますか。母国と比較してお答えください

■ノープロブレム!
・「一日を一生懸命頑張ってくれたからいいんじゃないかと思います。母国では飲食や他の人に迷惑をかけない限り、何でもありです。日本では小さな声でも携帯で電話したり、化粧を直したりする人は批判されますが、個人的には全く問題ないと思います」(ブラジル/20代後半/男性)
・「日本人の電車内での睡眠については、個人の自由なので何も思いません。中国も睡眠している人がいるのですが、割合は日本より少ないです。理由は泥棒などの犯罪に遭遇しやすいからです」(中国/30代前半/男性)
・「韓国でもよく見る風景でなじみがある。電車はベッドよりも睡眠に適しているのではないかとさえ思えてくるくらい、すぐ眠くなる」(韓国/20代前半/男性)
・「日本での通勤時間が長くて、会社にいる時間も長いので、電車の中で寝てしまうのは分かります。私も通勤時間が往復4時間ですので、なるべく電車で寝られるだけ寝たいです。ルーマニアの場合、電車の中で寝る人はいません。通勤時間はそんなに長くないし、電車の駅名アナウンスがよく間違うので、寝てしまうと目的地に着けないんです。私は1回だけルーマニアの電車で寝てしまって、あまりにも珍しかったので、電車の中にいた警備員に起こされて『大丈夫ですか』と聞かれました」(ルーマニア/30代前半/女性)
・「特に何も思わない。母国には電車で寝る人がかなり少ない」(ロシア/20代中盤/女性)
・「寝ているのは、人の勝手だと思います。ただ2人分のスペースを取っているのは迷惑です」(インド/40代前半/男性)
・「他の人に迷惑をかけなければ問題ないと思いますが、赤の他人が私の肩を使おうとするのは嫌なんです。アメリカ人は、基本的に知らない人に触られるのを日本人より嫌がっている気がします」(アメリカ/30代前半/女性)
・「車内での睡眠はいいことだと思います。少しでも疲れが取れた方が仕事にもいい影響が出ると思います。母国でも同じです」(インドネシア/40代前半/女性)
・「『仕事で疲れているのかな』と思います。わが国と変わりません」(フィリピン/40代前半/女性)
・「日本はどこでも眠る文化ですので、電車内の睡眠は日本人らしいことだと思います。日本人は眠ることが大好きみたいですね。母国でも電車の中でたまに眠る人がいますが、あまり多くないです」(スペイン/30代前半/女性)

■アメイジング!
・「初めは驚きましたが、周りの人との会話も一切しないので(イタリアは向かい合わせの席もよくありますし、話すことは割と普通にあります)、居眠りをする(ふりをふくめて)ことは一番いい対策かもしれません」(イタリア/30代前半/男性)
・「日本に来て、最初は電車内で睡眠している人を見てちょっとビックリした。降りる駅でちゃんと降りるかなと心配しましたけど、心配しなくても大丈夫だった。長く日本にいれば、日本人と同じように電車内で睡眠することがあります。母国では睡眠しない」(モンゴル/30代前半/男性)

■デンジャラス!
・「日本人の電車内での睡眠は、日本の治安が良いからできると思います。香港人は寝ている間に荷物を盗まれる危機感を持っていますので、あまり電車内で睡眠しません」(香港/20代後半/女性)
・「最初は驚きました。フランスでは寝たら、物を全部盗まれると思います。母国では寝る人を見たことないです」(フランス/30代前半/男性)
・「無防備だと思います。労働しすぎているからだと思いますが、不健康だし、結局のところ仕事を減らして家でゆっくり休んだほうがいいと思います」(ハンガリー/30代前半/女性)
・「危険だな、無防備だなと心配になる。母国では誰も寝ない」(パラグアイ/30代前半/女性)
・「だらしないし盗難が危ないのではといつも思っています。タイではありえない話です」(タイ/30代前半/男性)

■その他
・「ほとんど一緒だと思う。でも終電で電車の中に寝込んだサラリーマンたちがいると、ちょっと不思議だと感じる」(台湾/20代後半/女性)
・「寝ている時のマナーについて、もう少し意識してほしいと思います。母国では電車内で寝ている人は防犯上の理由であまりいません」(ウクライナ/30代前半/男性)

■総評
今回のアンケートでは20人中10人が「容認派」、5人が「否定派」という結果となった。「無防備で危険」といったように防犯の観点から推奨すべきではないと考える人もいたが、それ以上に「個人の自由」「仕事で疲れているから」といった容認派の回答が散見され、外国人は比較的、電車内での居眠りには寛容なことがうかがえた。

疲れがたまっていてウトウト寝てしまうのは仕方がない側面もあるが、泥酔して座席に寝そべるような形で眠るのはあまりにも非常識。公共交通機関であることをしっかりと認識し、他人に迷惑をかけることのない電車マナーを心掛けてほしい。

※写真と本文は関係ありません

調査時期: 2016年7月16日〜2016年8月15日
調査対象: 日本在住の外国人
調査数: 20名
調査方法: インターネット応募式アンケート