日本の観光の未来を担う注目の取り組みを表彰 鍵は「インバウンド」「地方創生」など

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 「インバウンド」、「地方創生」、「人材育成」、「ユニバーサルツーリズム」――これらをキーワードに、日本観光振興協会と日本旅行業協会が「日本の観光の未来を担う注目の取り組み」を選ぶ「第2回ジャパン・ツーリズム・アワード」の各賞が決定した。9月22日(木・祝)の「ツーリズムEXPOジャパン 2016 開会式」で表彰式が行われる。

 「国内・訪日領域」、「海外領域」、「UNWTO(国連世界観光機関) 部門」の3つのカテゴリーでの募集。第1回を上回る総数 158 件(2015 年第 1 回は 133 件)の応募があり、最も応募が多かったのは国内・訪日領域ツーリズムビジネス部門の 54 件だった。

 「先駆性・発展性」、「持続性」、「社会性」をポイントに審査。大賞は、「飛騨高山国際誘客協議会」の「官民協働での外国人観光客の誘致・受入」が受賞した。外国人でにぎわう飛騨の小京都など、「日本の地域におけるインバウンドへの取り組みの先駆的なモデルで、地道で息の長い取り組みが外国人観光客をひきつけており、周辺地域も巻き込んだプロモーションでさらなる拡大が期待できる」と高く評価された。飛騨高山国際誘客協議会は、第1回での部門賞に続く2年連続の受賞。このアワードでは連続応募・連続受賞を可とすることで、応募取組の継続性・発展性を重視している。

 今年受賞した各団体の取組の傾向は、2020年東京オリンピックに向け盛り上がりを見せる「インバウンド」をはじめ、地方の魅力をツーリズム事業を通じて発掘し、それらの取組を地域活性に繋げていく「地方創生」、障がいのある人が旅行をより楽しめる 「ユニバーサルツーリズム」といった特長あるテーマが見られた。国内・訪日領域では、視覚障がい者の「自動車の運転をしてみたい」という願いをかなえる「クラブツーリズム」の「世界初!視覚障がい者 夢の自動車運転体験ツアー」が優秀賞を受賞している。地域マネジメント部門・部門賞を受賞した、廃線を再利用して地域の魅力を体験できる飛騨市神岡町・町づくりネットワークの「レールマウンテンバイク Gattan Go!!(ガッタンゴー!!)」、限界集落を観光資源として活用し、持続可能な観光ビジネスにする「ちいおりアライアンス 」(徳島県三好市)による「三好市東祖谷落合滞在型観光まちづくり事業」なども興味深い。