中国人旅行客による日本での爆買いは、中国に自国製造業のレベル向上を考えさせるきっかけとなっている。つまり中国製品の品質が良ければ、中国人は日本に出かけずとも中国国内で消費するはずだという見方があり、中国政府も匠の精神の育成を奨励するほどとなっている。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国人旅行客による日本での爆買いは、中国に自国製造業のレベル向上を考えさせるきっかけとなっている。つまり中国製品の品質が良ければ、中国人は日本に出かけずとも中国国内で消費するはずだという見方があり、中国政府も匠の精神の育成を奨励するほどとなっている。

 しかし、中国メディアの今日頭条によれば、中国人は日本にまで行って日本製品を爆買いする背後で、実は日本人も中国で買い漁っているものがあると説明している。

 記事は、日本人が中国で買い漁っているものの1つは食糧だと説明。「過去4年間における日本の食糧自給率は約39%」だとし、自給率の低い日本は中国などから食べ物を大量に輸入していると紹介したほか、「日本は淡水資源が豊富でないため、中国から大量のどじょうも輸入している」と説明した。

 さらに「日本は中国のレアアースを最も多く輸入している国家」であると説明。レアアースはハイテク製品や武器の製造にも欠かせない材料と知られる。また日本の医薬品メーカーは漢方薬の原材料の75%を、中国からの輸入に頼っていると主張した。

 記事が紹介している「日本人が中国で買い漁っているもの」に共通するのは、中国人旅行客たちの個人消費とは異なり、政府や企業が中国から輸入している品だという点だ。しかし、そのいずれも付加価値としては低いものという共通点もある。

 競争力のある製造業とは、同じ資源やエネルギーの量でも、より付加価値の高い製品を作り上げられるものであり、中国人旅行客が爆買いする製品と日本が中国から輸入している品を比較すれば、付加価値の高い製品を作り上げる能力が高いのは日本であることは一目瞭然だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)