秋を感じられる日も増えてきて、日焼けの心配も減ってきた……な〜んて思ってはいけません!! 株式会社資生堂の調査によると、秋冬になると美白スキンケアを中断してしまうことで、美白スキンケアを始める前の状態に戻ってしまう「シミ・リバウンド予備軍」の女性が約4割もいることが明らかに!

秋冬は美白ケアを中断してしまう人が多い!?

「シミ・リバウンド」とは、美白スキンケアをしている間は抑止できていた肌内部のメラニン生成が、秋冬に美白スキンケアを止めてしまうことで、肌内部のメラニン環境が美白スキンケアを始める前の状態に戻ってしまうこと。
同調査によると、春夏に美白スキンケアをしている女性のうち、秋冬にそれを中断してしまう女性が約4割もいることが判明。秋冬に美白ケアを中断することで、肌内部のメラニン環境が元に戻ってしまう「シミ・リバウンド予備軍」が約4割もいるということになります。

「シミの原因として考えられるもの」について聞くと、「紫外線」(82.4%)、「日やけ」(80.3%)に比べ、「肌の乾燥」(32.1%)と回答した女性は圧倒的に少なく、低い認知でした。実は乾燥刺激によってもシミ悪化因子の生成を促進させてしまうことが分かっているのですが、「シミ・リバウンド予備軍」の女性が、秋冬に中断する理由として、シミ・ソバカスに対する認識不足が背景にあると考えられます。

秋冬に美白スキンケアを中断してしまう「シミ・リバウンド予備軍」が約4割も存在! その背景は、肌の乾燥がシミの原因になることの認識不足?

30〜50代女性の肌悩み1位は「シミ・ソバカス」

肌の悩みについては全体の76.1%がシミ・ソバカスを挙げており、年代別で見ても、30代の78.2%、40代の79.8%、50代の76.9%が肌悩みの1位にシミ・ソバカスと回答しています。

薄くなってほしいとケアするものの、なかなか難しいですよね。予防ケアをしっかりしたいところ。

 

こんな“うっかり行動”していませんか?

秋冬に美白ケアを中断してしまう「シミ・リバウンド予備軍」にとって、肌の乾燥を促進する環境や、紫外線対策不足は、「シミ・リバウンド」を加速させるリスクが高いと考えられます。以下は、「シミ・リバウンド」を促進してしまう「秋冬のうっかり行動TOP5」。思い当たるうっかり行動がある人は、乾燥や紫外線対策をするとともに、美白ケアの継続をしっかりと!

「シミ・リバウンド」を促進してしまう「秋冬のうっかり行動TOP5」
1位:洗濯物を干すときは、すっぴん(75.8%)
2位:すぐに冷暖房をつける(68.9%)
3位:秋は紫外線が弱まるから、5分程度の短い外出では日やけ止めは塗らない(68.7%)
4位:秋冬は気持ちよいから、日やけ止めを塗らず窓際で過ごす(54.0%)
5位:秋冬でもインナーには、トレンドのノースリーブなど露出の多い服を着る(53.7%)

秋冬は保湿+美白ケアが、これからの新常識!

シミの一因は、「肌の乾燥」と「紫外線」。美容家の小林ひろ美さんによると、「肌の乾燥がシミの原因になることは、あまり知られていませんが、乾燥刺激がシミ悪化因子の生成を促進させてしまうのです。さらに、秋冬には太陽傾斜度が低くなるため、全顔に紫外線を浴びやすくなる“360°紫外線”が発生します」とのこと。秋冬は日差しが弱いからといって、油断してしまうのは要注意!

肌の5大トラブル(「シミ」「しわ」「くすみ」「たるみ」「毛穴の開き」)は、すべて肌の乾燥が深く関わっています。「ついケアを怠ってしまい、肌の乾燥状態が続くと、肌が少し濁ったり肌色が悪くなったり、シミがなんとなく濃く見えたりしますよね? このようにシミやくすみと肌の乾燥には、実は深い関係が。紫外線が弱まる秋冬に、美白のお手入れよりも保湿ケアに意識が集中しがちです。もちろん保湿ケアも大切なのですが、乾燥刺激がシミ悪化因子の生成を促進するため、美しい白肌を手に入れるためには、保湿ケアだけでは十分とは言えません」

乾燥が激しい秋冬はシミ悪化因子にとって好都合な環境。それを防ぐには意識的に通年の美白ケアを行なうことが大切なんですね。
来年の春夏を明るく輝く白い肌で迎えられるかどうかは、この秋冬のケアにかかっています! さっそく今日からしっかりケアしましょう。

【参考】※ 株式会社資生堂