こっそり会社の経費を使い込んだ経験のある男性⇒●●%も!
普通は仕事でかかった経費のみを会社へ請求しますが、勤務中に発生したプライベートな出費をこっそり経費に上乗せしてしまう人もいるようでうす。そこで「プライベートで使ったお金を、こっそり仕事の経費として会社に請求したことはありますか?」というアンケートを社会人男性に取ってみたところ、結果は以下のようになりました。
・Yes……14%
・No ……86%
「Yes」「No」それぞれの理由を教えてもらいましょう。
■Yes/どんなことをしたか
・「グレーゾーンの飲食費を請求したことがある」(33歳/金属・鉄鋼/事務系専門職)
・「出張時に友人と飲みに行って、お客さんといったことにした」(37歳/機械・精密/営業職)
・「仕事の経費として請求したことはないけど、回数券で乗車した分を普通運賃で請求したのは何回かある」(34歳/情報・IT/その他)
・「得意先への贈答品を買ったが、別のものを希望されたので新たに買い直し、元のものは自分のものにした」(35歳/機械・精密/営業職)
・「接待の人数を多めに報告しておき、会費を集めて、残りを二次会に回した」(38歳/情報技術職)
いちばん多かったのは、飲食費関係。私的な飲み会を接待とごまかしたり、接待の人数を水増ししたり……。ほかに、私的な購入品を経費として落としたなど。予想よりもYesの割合が少なく、少しホッとしたものの、ボールペンなど小さな金額でも「これくらいは許される?」は絶対通用しないので要注意です。
■Noの理由
●バレたら大変!クビになりたくない
・「バレたら大変なことになるし、不正すると後ろめたさがずっと残るのでしない」(36歳/情報・IT/技術職)
・「そんなのばれて首になりたくないから」(32歳/運輸・倉庫/技術職)
さすがにクビなってはシャレにならないからやらないという回答が最も多い結果になりました。「その行為でクビになる」=「悪いこと」……と、意識づけはできているということでしょう。
●それは犯罪だから
・「それは犯罪行為では?もしやる人間がいるなら法的手段で対応すべきでしょう」(34歳/情報・IT/技術職)
・「金額に関わらず、それは横領です。絶対にやってはいけません」(33歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「これは横領になります。犯罪ですよ?こんなアンケート信じられない」(23歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
ズバリ、それは犯罪行為だからという声も。「横領」「詐欺」、どちらにしても会社や人をだます行為で、会社のお金を自分のものにするということは、立派な犯罪。やっぱり人として、見過ごすことのできない行為です。
●それをやっては、人として終わりだから
・「道徳的にできない行為のひとつだから」(32歳/食品・飲料/技術職)
・「それやったら終わりでしょ。人間」(36歳/学校・教育関連/その他)
・「お金での失敗は信頼そのものを失うので、それは決してやらないようにしている」(34歳/機械・精密/技術職)
道徳、倫理的概念からも、「できない」「許せない」「するべきではない」という意見も多数。その人の信用問題にもかかわってくるだけに、金額の大小にかかわらず、決して許される行為ではないでしょう。
■まとめ
今回のアンケートで、大半の人が「それはいけないこと」という認識があることが判明しました。ただし一部に「仮にあったとしても言えないこと」などという、Yes・No以外にグレーの回答もあり、金額の大小・意識の問題的な部分も若干感じられました。金額に関わらず、人としての信用問題や、最悪の場合、犯罪につながるだけに、今一度、ここは襟を正す必要がありそうです。
※画像はイメージです
※『マイナビウーマン』にて2016年8月にWebアンケート。有効回答数100件(22歳〜40歳の働く男性)
(フォルサ/はらだやすこ)