家事が仕事よりツラくなる理由「終わりがない」を超えた1位は…

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皆さんは、「家事がキツい」と感じることはありますか? 毎日コツコツ家事をしても、あっという間に洗濯物や食器がたまり、“振り出し”に戻されてしまいます。

まるで、メビウスの輪の上で、ゴールのないマラソンしているような気持ちになることもありますよね。

さらに、家事が、仕事や育児、介護や自分の病気などと結びつくことで、担い手の生活の重〜い負担にとなることがあるようです。

■「家事が仕事よりツラいと思うことがある」は5割超!

『BizLady』が123人の女性に調査したところ、「家事が仕事よりツラいと思う瞬間がある」と答えた女性の割合は、「毎日のようにある」が20.3%、「時々ある」が34.1%。

なんと、半数以上の方が家事をツラいと感じている実態が明らかに……!

残業続きの女性はご飯を食べた後に、食器洗いをする余力が残っていないかもしれないし、子どもがいる女性は、保育園から持ち帰った山のような洗濯物を歯を食いしばりながら片づけることもあるかもしれません。

“影の仕事”と呼ばれる家事労働が、仕事や育児でクタクタの女性の体をさらに疲労させることがあるようです。


■もう家事に疲れた…時々、家事がとにかくツラい…その理由は?

続いて、家事が仕事よりツラいと感じることが「毎日ある」「時々ある」と回答した方に、その理由について質問してみました。結果をランキング形式でご紹介しましょう。

1位「体力を使うから」・・・17.9%

2位「終わりがないから」・・・16.4%

3位「休みがないから」・・・14.9%

4位「お給料が出ないから」・・・9.0%

そして、「身体的な理由」「感謝されないから」「同じことが毎日繰り返されるから」の3つの理由が同率5位。

例えば「料理をする」という家事には“片づけ”“食器洗い”“食器戻し”“ガスコンロ掃除”といった家事がひもついてきます。もし、子どもがいれば、さらに“洗濯”“雑巾がけ”“子どもの顔や手を洗う”といった作業もプラス。

『家事労働ハラスメント 生きづらさの根にあるもの』著者の竹信三恵子さんは、これを“家事の連鎖”と呼んでいます。

<料理や洗濯のひとつひとつは、一見「軽い労働」に見える。しかし、それが束になり、しかも家族の必要に応じて一日中間断なくのしかかってくるとき、それは重労働になる。>

家事は、いつも楽しいわけではなく、孤独で対価のない仕事。その分配が過重になったとき担い手の心や体を疲弊させてしまうとのことです。

■世の中が便利になっても、家事がラクにならない!?

筆者は、高校卒業まで薪で風呂を沸かし、近所の炭焼き小屋で作った炭をこたつに入れて暖を取るような前時代的な生活をしておりましたが、2人の子どもを育てている現在、現代の家事が昔とは違う大変さがあることに気づきました。

<家電製品の普及で家事の負担は軽くなったと言われていたのに、子どもに店番を任せてすべてを大雑把に仕切っていた母の時代より、家事は高度な料理やら、子どものための手芸やらで、煩雑さを増していた>

と竹信さんは述べ、「テクノロジーはむしろ、省力化で開いた時間を、他の家事で埋めていく労働強化の道具となりかねない」とも主張しています。

上の世代から「今の家事は、ラクになったわねぇ。あなたたちは甘え過ぎよ!」と言われても、全力で聞き流した方が自分のためかもしれません。

以上、家事が仕事よりツラいと感じる理由についてお届けしましたが、いかがでしょう?

薪割りはお父さん、子どもをあやすのはお姉ちゃん、味噌作りはおばあちゃんと、家の中の労働が分配されていた時代と比べ、家事・育児・介護を家族の特定のメンバーが多く担う家庭が増えているように思います。

「家事がツラい……」と感じている方は、たまには家事代行サービスを利用したり、時には手抜きしたり、家族と家事分担について話し合ったりすることが、家庭・仕事・自分自身を守る防衛策になるかもしれません。