生理用品のカブレやムレ、なんとかしたい!

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執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士)

10代の頃から始まり、その後約40年間続く生理。そんな生理中、女性が悩んでいることの上位に「カブレやムレ」があげられています。

なぜ、カブレやムレが起こってしまうのでしょうか?少しでも軽減できる方法は、ないのでしょうか?

「生理用品のカブレ、ムレ」について解説していきます。

カブレやムレに原因は「吸水性の良さ」

生理用品は、たくさんの経血を吸収できるよう、吸水性に富んでいます。吸水性を良くすればするほど、生理用品は経血を多く吸収できるようになります。

その結果、通気性が低下してしまい、ムレが起きやすくなってしまうのです。ムレた状態を放置してしまうと、陰部全体がムレてしまい、カブレが起こりやすくなります。

カブレやムレを防止するには?

カブレやムレを防止する一番の方法は、生理用品を「こまめに交換すること」です。

生理用品は、どんなに良い製品であっても、時間が立てばたつほど、通気性は低下していきます。そのため、こまめに交換を行うことで、通気性を維持することができ、ムレを軽減することは可能になります。

「そんなに頻回に替えられない」という方は、“肌に優しい”と謳っている生理用品への切り替える、あるいはタンポンのような「肌に直接経血が付きにくい生理用品」に代えることで、カブレやムレを軽減することができるでしょう。

陰部を洗う際は、「石鹸でごしごし」はダメ


陰部がかぶれていたりムレていると、つい「清潔にしなければ」と石鹸でごしごしと洗いがち。しかし待ってください、陰部は他の場所に比べて皮膚が薄いのです。そのため、かぶれていたり、ムレることで皮膚が弱くなっている時にごしごしと洗ってしまうと、さらに薄い皮膚が傷つき、症状が悪化する可能性が高くなります。

生理中は特に、石鹸によって力強く洗うのではなく、泡でやさしく洗うか、ムレやかぶれがひどい場合はお湯のみで洗い流すか、清潔なウェットティッシュなどで陰部をやさしく拭くことで清潔を保持するようにしましょう。

赤みや痒みが収まらない場合は…


陰部は、細菌などにより感染を起こしやすい場所の一つです。そのため、生理が終わった後も陰部のかぶれや痒みがずっと収まらないという場合は、生理用品によるカブレやムレの他に、病気によるものである可能性があります。

「月経はもう終わったのに、カブレが残っているな」と感じる場合は、早めに婦人科に受診し、病気ではないかどうか、しっかりと調べてもらうことが大切です。

婦人科には早めに受診しよう

女性にとって、婦人科に受診するということはとても勇気のいることです。「陰部を見てもらうなんてはずかしい」と思っている方も多いでしょう。


しかし、婦人科の病気を放置してしまうと、将来不妊症を引き起こす危険性があります。

将来の自分のためにも、痒みやカブレが生理後も続いている場合は早めに婦人科を受診し、原因をしっかりと調べることがとても大切です。


<執筆者プロフィール>
山村 真子(やまむら・まこ)
看護師・西東京糖尿病療養指導士、一児&犬二匹の母親兼主婦。現在は医療系ライターとして執筆活動中