犬の記憶プロセスは人間と同じ

犬の記憶プロセスには、情報の入力,保持,再生という3つの過程があります。
その内の再生に於ける過去の記憶は、その長さによって『一時記憶』『短期記憶』『長期記憶』に分けられます。

一時記憶・短期記憶・長期記憶

『一時記憶』とは、記憶の入り口である海馬に一時的にストックされた記憶を言います。
ストックされた一時記憶は短期記憶へと移動され、ここで不要な情報は捨てられます。
必要だと判断された情報のみ短期記憶→長期記憶へと移し替えられます。
これで記憶プロセスは完成される事になります。

『短期記憶』とは、極めて短い時間だけ脳内に保持される記憶を言います。
短期記憶は非常に不安定であるため、数時間記憶されたり数秒で忘れてしまったりする特徴があります。
この短期記憶につきましては2015年に、ストックホルム大学の研究チームが、記憶力に関する膨大な情報の分析により導いています。
短期記憶は『短期的に保存するための記憶装置』みたいなもいのだと思って下さい。

そして、数日〜数年の長い期間脳内に保持される記憶を『長期記憶』と言います。
長期記憶については1994年にHepper教授らが行った調査が残っています。
その調査は母犬と子犬を対象とした調査で、生後2〜3ヶ月たった子犬達を母犬から引き離し、2歳になった段階で再び引き合わせるのです。
すると、母犬も子犬達もお互いの存在を憶えていた事が分かりました。
しかし兄弟姉妹同士は記憶がなかったそうです。
兄弟姉妹に関しては、記憶形成それぞれのに別々のメカニズムが働いているために、憶えていないのではないかと考えられいます。

長期記憶は犬にとって生きて行くための重要な記憶

長期記憶に残された記憶は犬にとって『生きて行くための重要な記憶』です。
食べる,遊ぶ,可愛がってくれる主人や家族,嫌な事,危険を回避する、などはそう簡単には
忘れません。
そういう意味では『犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ』と言う言葉も嘘では無い様な気がします。

主人の事を死ぬまで忘れなかった犬として、東京都渋谷の『忠犬ハチ公』や、茨城県石岡市の『忠犬太郎』が有名です。
忠犬太郎については【あした会えるさ忠犬太郎物語】として本が出版されている様です。
私はネットに感動の物語として『茨城ライフ』に掲載されていましたので読んでみました。

飼い主と生き別れたある犬が17年間も飼い主を待ち続け、生きている間は再会できなかったという悲話なのですが、これは時代がそうさせたのでしょう。
『近年だったら絶対に再会できたろうに』と思い、私には感動よりも寧ろ『哀れみ』を強く感じました。

犬は大好きな主人の事を強く記憶に刷り込ませる

犬の記憶に関する事で、実に興味深い内容があります。
最新の脳撮像技術によって『犬の本音を確かめる』事が出来たそうです。
そしてその結果、人間は犬にとって最良の友であると言う事が判明しました!!
これは愛犬家にとっては大変嬉しい報せではないでしょうか!

犬は私たち人間を愛してくれているのは勿論ですが、本当の家族としても見ている様です。
その研究では人間と犬との一切の出来事に関して、愛情から身の安全までを、犬は人間を同族以上に頼っている事が分かったとされています。

これは私の考えなのですが、特に大好きな主人の事は強烈に長期記憶に刷り込まれるのだと思っています。
だとすれば犬と暮らしている者としてとても嬉しく思いますし、これでますます愛犬の事が好きになるのではないでしょうか。

まとめ

これまで犬の記憶について調べてみましたが、『犬は恩を忘れない』と言う説は嘘だ、と言う意見もあります。
どれもまだまだ研究の余地がある事から、どちらとも言えないのが現状でしょう。

しかし、犬は恩を忘れないという事を物語る、実際に起きたニュースは世界各国にあります。
参考までに次のサイトをご覧ください。
↓  
http://www.excite.co.jp/News/odd/Karapaia_52179067.html
http://spotlight-media.jp/article/132312812983057508

これらはほんの一部にしか過ぎません。
否定派の方々はこのニュースを見てどう思うのでしょうか?

愛犬家の私としては、どうしても贔屓目で見てしまい信じてしまいます。
完全解明まで、後どの位の年月が掛かるのでしょうか?
私が生きている間に解明させて欲しいと願っています。