外からではわからない腸の中の変化(画像は森永乳業ニュースリリース「日本人における加齢に伴う腸内細菌叢の変化を確認」より)

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株式会社DeNAライフサイエンスは、森永乳業株式会社と共同で、「腸内フローラ」から推定腸内年齢を判別する「腸内フローラ解析サービス」の開発、検証、実証を進めていくと、2016年9月1日に発表した。

このサービスは、神奈川県が推進する「平成28年度 未病産業の創出に係るモデル事業」の委託事業として実施されるもので、血液検査など、既存の検査よりも手軽な健康状態可視化を実現し、未病(病気に徐々に近づく状態)での改善を目指す。

「腸内フローラ(腸内細菌叢)」とは、細菌や菌類、酵母などの腸内細菌が一定のバランスを保った生態系のこと。近年は、腸内フローラの変化が腸疾患だけでなく、がんや心疾患、肥満などにも影響を与えていることを指摘する研究が数多く発表されている。

森永乳業が2016年5月に、0〜104歳までの367名を対象に腸内フローラを解析、比較したところ、腸内フローラが加齢に伴って数パターンに変化していることがわかった。加齢によって減少する菌、加齢によって増加する菌、成人のみ多い菌、乳幼児と高齢者で多い菌など、各年齢層に特有の腸内フローラから、DeNAと森永は「乳幼児型」や「高齢者型」といった「推定腸内年齢」を定義。

腸内フローラの「高齢者型」は70歳以上から確認されるが、実年齢が若いにも関わらず、推定腸内年齢が「高齢者型」と判定された場合、未病の可能性があるのではないか、といった推測ができる。

DeNAは、推定腸内年齢を判別する「腸内フローラ解析サービス」が実現することで、将来的には血液検査などよりも手軽に自分の健康状態が把握できるツールとなる可能性があるとしている。

今回の検証、調査は、DeNAライフサイエンスの遺伝子検査サービス「MYCODE(マイコード)」ユーザの中から、研究に同意した人のみ参加できる研究プロジェクト「MYCODE Research(マイコード リサーチ)」の一環として、1000人以上のユーザが協力予定だという。

(Aging Style)