日中関係の緊張によって、日本に対して攻撃的な言論が中国メディアにおいて目立つ。しかし、モノづくり、特に自動車製造においては相変わらず「日本に学べ」という姿勢のようである。中国メディア・今日頭条は9日、「中国人はどうして日本人に自動車づくりを学ぶ必要があるのか」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日中関係の緊張によって、日本に対して攻撃的な言論が中国メディアにおいて目立つ。しかし、モノづくり、特に自動車製造においては相変わらず「日本に学べ」という姿勢のようである。中国メディア・今日頭条は9日、「中国人はどうして日本人に自動車づくりを学ぶ必要があるのか」とする記事を掲載した。

 記事は、中国を含む世界各国において確固たるブランドと信頼性、そして市場シェアを獲得している日本の自動車業界について「中国に比べてどこに優れた点があるのか」と疑問を提起したうえで、いくつかの要素を示している。示されたのは、「第2次世界大戦後の廃墟の中から立ち上がった日本の自動車業界には、強い負けず嫌いの精神がある」、「日本の各大手メーカーがそれぞれ多元的な発展を目指し、成功している」、「細かい部分まで疎かにしないことで、良い評判を打ち立てた」、「他人に頼ることなく、自分の力で困難を乗り越えた」といった要素だ。

 記事はそのうえで、「わが国の自主ブランドを顧みると、各メーカーがみんなまるで1つ覚えのように1つの分野での発展を目指している」とし、その結果極めて大きな資源の浪費と「潰し合い」を生んでしまっていると指摘。中国産自動車が世界に認められるには、各分野において傑出した成果を出す必要があると論じ「中国企業たちよ、差別化路線を発展させる準備はできているのか」と問いかけた。

 乱立する企業がある一定の分野ばかりに目を付けて「それっ」と一斉に群がった結果、共倒れに終わる。中国ではよく見られるパターンである。それはまさに、目先の利益に目が眩んでの沙汰と言えるものだが、これでは個々の企業の成長はもちろんのこと、国内の業界全体の発展も望めない。記事が指摘する点は、中国において自動車業界のみに当てはまる話ではないのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)