13日、騰訊体育は、リオデジャネイロ五輪の卓球男子個人で銅メダル、団体で銀メダルを獲得した水谷隼が、出演したテレビ番組で外国人選手の不正に言及したことについて、「中国選手を暗に批判している」と伝えた。資料写真。

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2016年9月13日、騰訊体育は、リオデジャネイロ五輪の卓球男子個人で銅メダル、団体で銀メダルを獲得した水谷隼が、出演したテレビ番組で外国人選手の不正に言及したことについて、「中国選手を暗に批判している」と伝えた。

水谷は9日に放送された「ダウンタウンなうSP」に出演した際、外国人選手がルールで禁止されている反発力を高めるラバーの接着剤を使用していると語った。国際卓球連盟(ITTF)もこの不正の存在を認識しているものの、検査方法が確立されていないために対策は一切取られていないという。水谷はロンドン五輪後、この違反に反発して4、5カ月の間、自ら国際大会をボイコットしていたと語った。

記事では「水谷さんも使えばいいじゃないですか」と問われた水谷が、「ルール違反なので(自分はしたくない)。モラルの問題。私はサムライだ!」と述べたとされている。実際には「サムライ」の部分は他の出演者の発言だが、記事では水谷本人の発言として紹介されている。また、出演者の「五輪の時に使ってたら金メダルかもしれなかった」という発言は、「使っていれば金メダルはとっくにあなたのものだ」と訳されて紹介されている。

水谷の不正に関する発言は中国を名指ししたわけではないが、記事内で上記のような不正確な表現が用いられたことや、記事タイトルが「日本選手が中国卓球を暗に批判、『不正で金メダルを獲った』」とされていたことから、中国のネットユーザーからは「第2のホートンだ!」「馬龍(マー・ロン。中国の卓球選手)は木の板で戦ってもお前に勝てる」などと批判する声が殺到している(※ホートンは豪州の競泳選手。中国の孫楊(スン・ヤン)が過去にドーピングで陽性反応を示したことを挙げ、「薬物使用の詐欺師」などとやゆした)。

中国メディアの報道をめぐっては、過去にも卓球女子の伊藤美誠が「中国選手を軽視するような発言をした」と報じられ、批判の声が上がったことがあるが、後に中国メディアは「伊藤がその報道を否定した」とする記事を掲載している。(翻訳・編集/北田)