お金でハッピーになれる!? 「いくら年収があれば幸せか」調査結果に驚愕

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今の仕事を転職しようと考えている人は、大抵の場合年収アップを目指すのではないでしょうか。キャリアも積んできていますし年齢も上がっていますから、当然年収アップしたいものです。

また、自分だけでなく彼氏や夫の年収はどうでしょうか。「パートナーにはもっと稼いで欲しい!」と思っている人は多いと思います。

しかし、年収がアップしたら本当に幸せなのでしょうか。それは幸せになるのに本当に必要な要素なのでしょうか。

■時代の流れで“幸せ”の定義も変わってきた

戦後の日本は物資が少なく、“物を保有すること”がステイタスになったことは想像に固くありません。経済成長・国際化に伴って、新しいものや海外ブランドのものを持っていることも、“幸せ”のバロメーターになっていたのでしょう。

働けば必ず給料があがり、終身雇用。将来の心配なくお金を使える時代でした。

しかし今はどうでしょう。モノやお金を持つことが、必ずしも“幸せな人生”につながるとはいえなくなってきました。

脳科者の茂木健一郎氏によって書かれた『幸せとは、きづくことである』にはこんな例え話が紹介されています。

<よく知られた笑い話の一つに、アメリカ人が南の島に最新の船をセールスしに行くというものがある。男は、その船を使えば今までの何十倍も魚が捕れると力説する。

「そんなに捕っても、食べ切れない」と島の人が断ると、「余った魚は売ればいい」とセールスマン。「売ってどうする?」「お金が儲かる」「金持ちになってどうする?」「バカンスに行って、南の島の浜辺でのんびりできるぞ」。

こういうお話です。「まさにそうだ」とうなずく人もいるかもしれませんが、このお話に出てくる“島の人”は、毎日「お金などなくても毎日南の島の浜辺でのんびりしている」というオチで、「お金を稼ぐこと、必ずしも幸せに繋がらない」という笑い話です。

■年収は1千万円を超えるといくらあっても“幸福感”に変化なし

もちろん私達のほとんどは魚をとって暮らしていませんし、「魚が取れない時はどうするんだ」という心配もあり、私たちはやはり一生懸命お金を稼ぐ必要があるのでしょう。ではいくらぐらいの年収があればよいでしょうか。

『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』によると、年収1千万円を超えると幸福感はかわらなくなるという研究結果があります。ひとりで1千万円は難しい人でも、パートナーと一緒に1千万円を稼ぐことはそれほど非現実的ではないでしょう。

しかし、もし年収1千万円を越したとしても、「あの人は1,300万円も稼いでいるらしい」とか、「あの芸能人は1億円かせぐらしい。うらやましい」という気持ちがなくなるとは限りません。年収は青天井で、人間は貪欲ということでしょうか。

■研究によって得られた“幸せ”の正体

もちろんお金だけが幸せの要因でないことは誰でも同意するところでしょう。ではその他に必要なものは? 良好な人間関係、自由な時間、ストレスのない生活……。あげれば色々ありますが、茂木氏の著書にはとてもシンプルにまとめられています。

<幸せとは、「気づく」」ことであると、さまざまな研究結果が示している。自分の人生の中の、ごくあたりまえの恵みに目覚めることが、汲めども尽きぬ幸せの泉となるのだ>

どんな人にも、自分自身が気づきさえすれば、いつもここに幸せがある、ということのようです。

以上、年収アップと幸せについてでしたが、いかがでしょうか?

自らの人間性を意識的に高め、感謝の気持ちを常に感じられるよう努力することが、幸せへの近道といえるのかもしれません。