中世の面影をそのままに残す世界遺産の街、プラハ。

現在残るプラハの街並みの基礎は、プラハが神聖ローマ帝国の首都として栄えた14世紀に造られました。長い歴史のなかで周辺国の侵略を幾度となく受けてきましたが、奇跡的に街はほとんど破壊されず、全盛期の華麗な街並みが残っています。


「百塔の街」「黄金の街」「ヨーロッパの魔法の都」など、その美しさを称賛する言葉は数知れず。なかでも、プラハを代表する見どころが集中するのが、「王の道」と呼ばれるおよそ2.5キロにおよぶ歴史的な道。

15世紀から、400年にわたって歴代の王が戴冠パレードを行ってきた栄光の道で、旧市街から、街を見下ろすプラハ城までを結んでいます。

プラハの輝かしい歴史に思いを馳せながら、「王の道」を歩いてみましょう。

王の道のスタート地点は、重厚な黒が印象的な火薬塔。1475年に旧市街を守る城壁の門として建てられ、のちの17世紀に火薬倉庫として使われたため、こう呼ばれるようになりました。

この門をくぐった瞬間、中世へのタイムスリップが始まります。

土産物店が連なるツェレトゥナー通りを進むと、プラハの旧市街の中心地、旧市街広場へとたどり着きます。11世紀ごろ、ドイツやフランスとの商業の発展に伴い、商人の住居や教会が建てられ、広場が形成されていきました。

旧市庁舎や教会をはじめ、ゴシック、ルネッサンス、バロックといった各時代を代表するさまざまな建築様式の建物が一堂に会した光景は圧巻。ここではぜひ、市庁舎の塔の上から広場の眺望を楽しんでください。


旧市街広場から続くカレル通りの先には、プラハ最古の石橋であるカレル橋が姿を見せます。14世紀後半から15世紀のはじめにかけて、カレル4世の時代に造られた全長520メートルの壮大な橋で、両側に30体の聖人像が並ぶ光景は貫禄十分。


高台にそびえるプラハ城を望む、絶好の撮影スポットでもあり、いつも多くの人でにぎわっています。プラハ城に向かってヴルダヴァ川を渡るのは、プラハならではのドラマティックな体験です。

カレル橋を渡った先に、プラハ城のお膝下、「マラー・ストラナ(小地区)」と呼ばれる城下町があります。ルネッサンス様式の壮麗な建物が並ぶ街並みは、18世紀からほとんど変わっていないのだとか。


小さなショップやカフェ、レストランが連なるこのエリアは、美しい建築物を眺めながらのそぞろ歩きが楽しい場所です。番地がなかった時代、人々が自分の家を示すために掲げたという紋章にも注目してみましょう。

マラー・ストラナを超えて新登城道を上ると、ついにプラハのシンボル、プラハ城に到着!

世界最大かつ最古の城といわれるだけあって、その威容は圧倒的。場内には、教会、宮殿、博物館などたくさんの見どころがあります。

なかでも絶対に見逃せないのが、プラハ城のシンボル的存在である聖ヴィート大聖堂。


奥行き124メートル、幅60メートル、塔の高さ96メートルという壮大さで、外観はもちろん、芸術品で埋め尽くされた内部も見ごたえ抜群です。

プラハ城の付近まではトラムで行くこともできますが、ぜひ一度は自分の足で歴史の重みを感じながら歩いてみてください。壮麗な建築物のオンパレードであるプラハの街は、いくら歩いても飽きることはないのですから。

ひとめ見た瞬間その美しさのとりこになってしまうプラハ。ここはまさに、「ヨーロッパの魔法の都」なのです。

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